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私たちは役者ー人間関係の悩みを繰り返す理由


こんにちは。


皆さんは人間関係で悩むことはありますか?


悩まない人は
ほとんどいないかもしれません。


ては、人間関係の悩みは

『自分自身が引き起こしている』

と知っていましたか?



私たちは知らず知らずのうちに
同じパターンを繰り返しています。


あなたは以下のようなことでお困りではありませんか?

●表面的な関係は築けるけど、関係が深まりそうになると怖くなり、距離をとってしまう。
●恋人に尽くすけど大事にされず浮気されてしまう。
●先輩や上司など立場が上の人間を前にすると、緊張がはしり萎縮してしまう。
●反対に目上に対しては怒りが湧きやすく、良い関係を築けない。
●いつも自分のことを後回しにして困っている人の面倒を見てしまう。その割に感謝されない。
●他人の顔色を伺う癖がつき、人から軽んじられることが多い。
●過剰にいい人を演じ、自分の気持ちを押し殺して相手に合わせてしまう。
●不安が強く、人から見捨てられてしまわないかと考える。
●見下されないかといつも怯え、相手より上に立とうとしたり、支配的なコミュニケーションをとる。



これらは、あなたの中で
人間関係のパターンとして身についてしまったものです。

パターン化してしまい相手が変わっても
繰り返してしまうのですね💡



なぜこのようなパターンを繰り返してしまうのでしょうか?



私たちの心の中には

人間関係の《原版》があります。




私たちはある時期に
人間関係の【原版】を心の中に作り上げます。

人との関係はこういうものだ、という。

そして
《人間関係において私はこの役割を取ればいい》

ということも身につけるんですね。


簡単に言えば
私たちの心の中には

使い古された台本

が置かれています。


そして私たちは
その台本を変えることもなく

同じ感情を抱き
同じ言動を取り
同じ役割を演じてしまう。

そして、それに呼応するように
相手役もあなたの台本通りに、役者を演じてくれる。


つまり、私たちは心の台本通りに
他人のことも自分のことも操っているのです!



具体的には以下のようなことです。

自分側  人に怒られることが怖い→何かやらかす→怒られるかもとビクビクする。
相手側  ビクビクされる→え?なんでこんなに怖がってるんだ?→なぜか怒りたい気持ちになり、結果怒る形になる。

【私はいつも怒られる】
というこの台本

これはどんな役割を演じているかというと

自分→怒られやすい人だ
相手→怒る人だ

つまり、

あなた怒るんでしょ?ねぇ、怒るでしょ。絶対怒るよね?

というメッセージを全身から発信しているのです!


最初から【前フリ】をしているのです。


他者はあなたの「怒られるかも」を感じとります。

なんだか怒りたくなってしまうものなのです。



*ビクビクするつらさももちろん分かりますよ。
こちらの記事も参考になさってください。


これはですね

相手が元々誰が見ても『怒りっぽい性格』だったとしても実は同じです💡


私の体験談ですが

気分屋でしょっちゅう怒鳴る上司がいたのですが

周りから心配されても
「いつも大事なことを教えてくれているのでありがたいことです♪」
なんて上司のことを陰で言っていたら

上司は私にだけ優しく、とてもえこひいきしていただきました。



これは私の中に
《目上はいつも支えてくれてサポートしてくれる存在だ》という『台本』が当然の如くあるからです。

だから恐怖がないのです。

反対に、深い人間関係や年下は苦手でした。嫌われたくないと思いすぎるので。

私とは違い、
目上と上手くいかない方もいれば
後輩から慕われる。恋人は途切れない。
なんて方もいらっしゃるでしょう。


こうした違いは

一人一人がもつ
【人間関係の前提条件】をもとに相手と関係を築こうとするから起きるのですね。



この仕組みを理解すると

人間関係の悩みは驚くほどに変化します。


簡単に言えば

・今までのパターンをやめればいいだけ。
・今までしていた反応をやめたらいいだけ。
・パターンを変えても安全だと確信するだけ

なんですね。


ただし、止めるためには、
自分自身のことを深く理解していないといけません。


パターンを止めることができないのは
やめたら怖いことが起こると思っているからです。


その『根本的な理由』を知らないといけない。

そして乗り越えないといけない。


また、【表面的な言動】ではなく
根本から変える必要があります。

人間関係は無意識に発しているものが
全てだと思ってください。

態度や表情、言葉のトーン、など
本人が自覚していない部分に
その人の正直な想いが
現れています。

 

無意識を変えるにはどうしたらいいと思いますか?

極端に言えば思考回路を変えるだけです。


ex)*人が冷たい→嫌われた×  
       →何かあったんだな◯
       *人はいじめるものだ×
        →人は優しいものだ◯


と。

本気でそう信じていたら
全身からそれが出ますから。


でも簡単じゃないと思いませんか?

そんなさ、意地悪されてその相手を好きになれないし、
異性関係でイタイ思いして、異性を心から信じるとか

そんなカンタンじゃないんだよ( ;´Д`)

と思いますよね?


ですから、私がオススメするのは
心の傷を癒すことです。

人は本気で傷つきが癒されると
過去のことを気にしなくなります。

傷ついても平気になります。

あなたが人付き合いがうまくいかないのは
心の傷が癒されていないからです。


一人で傷を癒すのは大変なので

心の傷を癒したい方は
ぜひカウンセリングやヒーリングを

活用することをおすすめします。



とはいえ…

今すぐなんとかしたいという場合もあるでしょう。


ご安心ください。
今回は《自分でできる対処法》もご用意しました。


・自己分析が得意。
・一人でじっくり自分と向き合いたい。

という方はぜひ
今回の記事をご覧くださいませ。



*有料記事の内容

◾️なぜ同じ役割ばかりとってしまうのか 〜その仕組みとは?
◾️よくある台本の具体例〜あなたも普段やっていませんか?
◾️台本書き換えのワーク〜感情と思考パターンの分析法
◾️台本を書き換えるために一番大切なこと


これらについて
詳しく書いていきます。

お役に立てれば幸いです!

それでは今回もよろしくお願いします!






◆なぜ同じ役割ばかりとってしまうのか


一人一人台本があることがわかりましたね。

ではなぜ、私たちは台本通りの行動をしてしまうのでしょう。

これには

"転移"の原理が強く影響しています。


転移=この場合は過去の"人物"を"今の人物"に気付かぬうちに重ね合わせて見てしまうこと。


簡単に言えば、

目の前の相手に過去の出会った人物を重ねるということです。


例えば貴方が過去、人間関係で
とても嫌な思いをしたとしましょう。

そこで感じた
不安だったり、怒りだったり、悲しみだったりが

似たような相手に対して、似たようなシチュエーションで自然と湧き上がってきてしまうのですね。



例えば、過去にいじめを受けた人がいたとしましょう。

すると
新しい人に出会っても
ただ人と話しているだけでも

「またこの人も自分をいじめるんじゃないか」

という不安が湧き出てきます。

本人にそのつもりはなくとも無意識に全身から
人に対する警戒心が現れ、
結果、相手からいじめを引き出してしまうことがあります。


ただ誤解しないで欲しいのは
誰だってそうしたくてしているわけではありません。

台本を書き換えたいと誰でも思いますし
努力する場合の方が多いでしょう。

しかしながら

台本を書き換えるための努力が
さらに台本を【強化】してしまうことがあります。



試し行動

と言われるものもその部類です。


例えば、虐待を受けた子供は
大人に対して挑発行為にでることがあります。

大人から虐待を受けたにも関わらず
大人から攻撃を引き出すような行動をすることが
あるのです。


これは

・この人は虐待をしないだろうか
・この人は信用できるのだろうか
・ここまでしても受け入れてくれるのだろうか
・自分は非力ではない


こうした思いから
虐待された自分、愛してくれない大人、虐待という台本を書き換えようとするのです。


しかし、試し行動を理解できない大人の場合
子供を受け入れきることができず
子供を拒絶してしまうかもしれません。


結果

"ほらね、やっぱり自分は受け入れられないんだ"

と、子供の台本は強化されてしまいます。 



台本を書き換えようとしたにも関わらず

結末は変わらないのですね。



台本を書き換えたいなら大前提として

物語の結末を変えなければなりません。






◆あなたはどんな台本をもっている?



人間関係の問題は
過去の人物』を『目の前の人物』に
重ねることでドラマがスタートすると言いました。


では、あなたはどんな《台本》をもっているのでしょう?


台本を書き換えるためには
あなた自身の台本を知ることがまず必要です。

台本を読み解く上で一つ意識して欲しいのは

幼少期の家庭環境にまで遡ることです。


なぜか?

私たちが生まれて初めて人間関係を学ぶのは
どこででしょう?

家族です。

人間関係の台本は
基本的には幼少期に書かれたものだと思ってください。


それでは
幼少期の家庭環境に遡った上で
よくある台本をご紹介したいと思います。


あなたに当てはまるかどうか
ご自分の経験と照らし合わせて読んでみてくださいね。


◾️よくある台本の具体例
(目上とうまくいかない、問題のある人に尽くす、関係が深まるとこじれてくる、「はい、でも」ゲーム)

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