入院3週間での出来事

7/21の緊急入院から今日で、
ちょうど3週間の月日がたった。

それはそれはあっという間で、
初入院という事を感じさせないくらいにこの生活に慣れてしまった。

良いのか悪いのか、、

今やっている抗がん剤治療は、
他の治療と比べてもかなりきつい治療らしい。

でもその割には、副作用はそこまで重くなかった。

しいて挙げられるとしたら、
軽いしゃっくりが2日間くらい続いたり、
食欲がない、胃もたれ、強い眠気が数日続くくらいだった。

おそらく、食後に飲んでいる
サプリメントが効いていたのだろう。

しかも、大量のサプリメント。

食欲ないときの「食事＋サプリメント」は
まあまあ地獄だった。

でもなんとか、気合で乗り越えた。

さて、本題に入ろうか。

抗がん剤の副作用として、最大の強敵を知っている。

そう。
髪の毛の脱毛だ。

それは、治療を始めてから2～3週間後にやってくるらしい。

しかし、2週間が経ったころ、髪の毛に変化はなかった。

「あれ？これ俺には脱毛期間来ないんじゃないか？」

と調子に乗っていると、それは突然やってくる。

いつも通りにシャワーの時間を予約して、
いつも通り髪を洗っていると、
信じられない光景を目にした。

※以降の写真、閲覧注意⚠️

そこに広がるのは、

「脱毛パラダイス！！！」

その空間に一人しかいなかったが、
さすがに笑みがこぼれたよね。

手を頭皮に当てるたびに、
抜け毛共は止まること知らず。

洗い終えるタイミングを見失う。

無理やり脱衣所に避難するしかなかった。

「これか…」
「ついに来ちまったか…」

現実を受け入れ、ドライヤーで髪を乾かす。

「あれ、
ドライヤー終わらすタイミングないぞ！？」

「第2次脱毛パラダイス」が始まったのだ。

先ほど噓をつきました。

まだ現実を受け入れられてなかった。

それから数日間。

普段の生活でも大量に髪の毛が落ちるようになった。

「スキンヘッドカウントダウン」が
もうとうに始まっているのだろう。

覚悟はできている。

かかってこいよ、スキンヘッド。

生まれてから今まで、坊主でさえ避けてきた私。

似合わないのを知っているからだ。

それでも、治療が終われば元の髪形に戻ることを信じて、

Amazonから新しいニット帽を迎い入れる。

ではまた次の日記で！
ありがとうございました！

たくみ

2023.8/11