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スクールアイドルミュージカル・想起述懐(2023年1月29日(日)梅田芸術劇場)前楽

ーーー僕のオタク人生の始まりはラブライブ!だった…

Aqoursの1stシングルのリリースイベント(CD発売イベント)が声優現場の初接近戦(特典会)なんですが、それ以前に声優さんに興味を持ったのは三森すずこさんの存在がかなり大きく、また兄に「Snow halation」のミュージックビデオを見せられたこと、そしてスマホリズムゲームのスクフェスからμ'sの楽曲にハマり、メディアミックスでそりゃ興味を持つよな2013年~2015年でした。初めて秋葉原に行ったのが、2015年のμ'sの映画の時期でもあって、アニメの世界まんまじゃんって一人で感動したのを思い出したり…と、語れば尽きないので今回のタイトルである「スクールアイドルミュージカル」についてnote.にまとめていこうと思います。
ぼくの舞台を見る際の想いを最初に詰め込んでおり、駄文長文になるかと思いますが、お時間のある時にゆるりと読んでいただければ幸いです。
(最後らへんの展開はちょっと伏せてはいるものの、一応ネタバレアリ記事ということでよろしくお願いします)

それでは、本題(ミュージック)スタート!!

はじまり

僕はラブライブ!(以下「ラ!」)のコンテンツの中でもμ'sとAqoursしか追いかけれてなくて、その後の虹ヶ咲やスーパースターは全然知識がない半端モノなんですが、Twitterでたまたまあのラ!がミュージカルになると情報が入ってきて、ちょっと気になるな…くらいの認識でした。

(今は地下アイドル中心なのですが、そのキッカケも初めて応援していた地下アイドルグループは”高田暁”さんプロデュースということで興味を持ったのもあるんですよね…高田暁さんの凄さはwikipediaって貰ったら…なんですが、「僕らのLIVE 君とのLIFE」(編曲)、「きっと青春が聞こえる」(作曲・編曲)、「ダイスキだったらダイジョウブ!」(作曲・編曲)等々…そりゃ彼の創る音楽が聴けるアイドルができたら通うわ…って感じで行って…この話はミュージカルと直接関係ないので割愛しますが、またどこかで記事書けたらええなぁ…今いる地下アイドルのフィールドもやはりラ!の影響がデカイって話ですね…)

閑話休題(それはさておき)。
僕はミュージカルや舞台と言えは、”三森すずこ”さんの影響で興味を持った民なのですが、2.5次元舞台としてブシロードが繰り広げた「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を初演と再演は全5公演を見届けて当時はガチってたり、三森さんが出演するということでサンケイホールブリーゼでの「GEM CLUBⅡ」の舞台を見て、”最高のエンターテイナー”だな…三森さん…ってなってたよね。
一方、僕は劇団四季さんや宝塚のような超一流のミュージカルは観れてなくて、その舞台の良さについて語れる器は育っていないので、今回はどっちかというと、”ここが良かった!!!!!!!!”と大声て語りたかった内容を書いていけたらなと。

今通ってるmint Music現場も、一度ミュージカルをやっていてタイトルは「HIGH FLY YELL!!」。主演は元NMB48の城恵理子さんや宝塚OGの方々,
そのほかにも凄い界隈が関わって、「関西のちっちゃな事務所ができるレベルじゃねぇだろ…これだからmintは『おもしれー事務所』」と、この舞台に出演してたmint所属アイドル11人いるのですが、かなりメインを張ってる子もいて凄かったですね…これもまた別に記事でまとめます。mint wikiのリンク にも軽く詳細はまとめましたのでお手すきの際に見てみてくださいね。

スクールアイドルミュージカル」を見る前に、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」と「HIGH FLY YELL!!」という二つの学園モノのミュージカルを見てきて、ラブライブ!を元にした完全オリジナルストーリーをどう感じるのか、自分自身に沸いてくる感情にも興味があったのと、完璧に大阪公演の日程を失念していたのですが、Twitterのフォロワーさんが行ってるのを見てなんとか当日券で間に合ったって感じですね。しかも千穐楽日の前日に気付くという…ほんと軽い気持ちで観に行ったのですが、良い意味で期待を超えて、更に超えて最高の舞台でしたね。
前置きの前置きも長くなりましたが、ここから少しずつ感想を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

キャストのお写真入り告知ポスター
彼女たちのファンなら絶対部屋に飾りたくなるやつやね

感想本編です(本題はここからなので、ここから読んでください)

兵庫と大阪、関西に位置する二つの伝統校。
芸能コース選抜アイドル部の活躍で
ブランド化に成功した大阪・滝桜(タキザクラ)女学院と、
昔ながらの進学校、兵庫・椿咲花(ツバキサクハナ)女子高校。
対立する2校の理事長の娘である二人の少女が
アイドル活動を通じて出会うことで、
彼女たちを取り巻く小さな世界に、
大きな変化が生まれていく―。

大事な約束より大事なことを探して……。

新たな舞台(セカイ)で始まる、
「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。
いま、スクールアイドルをはじめよう!!
スクールアイドルミュージカル 公式ホームページ ストーリーより

ミュージカルを見る前に「ラブライブの舞台が、スクールアイドルが遂に関西に!?」とあらすじを読んで、これは観に行かなきゃってなったのはガチ
劇中でも「ハーバーランドで路上ライブ」とか「三ノ宮のアニメイト(センタープラザにある)」とか現実の延長線上にあるアニメの舞台ってワクワクしますね。
そして二つの学校、ストーリーが展開していくと廃校の危機と学校を有名にするためと彼女たちのアイドルに賭ける想いが伝わってきて…「こんなんもうラブライブじゃん!!まあラブライブなんだが!!!」と心の中で叫びましたね

公式ホームページとパンフレットの数ページしか読んでなかったので、見るものすべてが初めてで、はじめてラブライブ!を見たときの胸の高まりにドキドキが隠せなかったです。あっという間の舞台でした。
と言っても最初はミュージカルであることを示すOPのような長いオーバチュアが続き、登場人物も出てきて、最初は他の舞台で観たような構成だな…とかラブライブ!のこのキャラと似てるな…とか現実と舞台を交互に考える余裕があったんですが、第一幕の途中から(二つの学校の対比、夢の中で滝桜のアイドル達と踊るルリカを見てから…結構序盤やよな)もう目の前に繰り広げられるスクールアイドルの世界に完全に引き込まれていました。

上映時間は
第一幕(前編) 50分 休憩 20分
第二幕(後編) 55分 スペシャルカーテンコール 20分
前半後半に分かれていると気持ちの切り替えも出来るし、前半の終わりの衝撃もなかなか衝撃だったので、こういう”息抜き”。演者にとっての衣装チェンジはありやなぁってなりましたね…

僕は園田海未ちゃんが好きだったので、元気いっぱいな穂乃果ちゃんやゆるふわで天然なことりちゃんをサポートしたり、逆に二人に乗せられたりと(アイドルなんてやりませんと言いながらも三人で結局やる流れ…あと、みんなありがとー!!!は今でも脳内に流れますね…)幼馴染の海未ちゃんポジションである、椿咲花女子高校の主人公ルリカの幼馴染ユズハがマジで良いキャラをやってましたね(カラーリング的にはことりちゃんポジなんでしょうね…)

そして、もう一人の主人公であるアンズを支える滝桜女学院芸能コースアイドル部部長のミスズも海未ちゃんの真面目でしっかりものの部分を継承してて(見る人によっては絵里かな?)、今までのラブライブをリスペクトしつつ、はじめての舞台でラブライブ!をこれまで見てきた人も、これがキッカケでスクールアイドルに触れる人にも、ずっと支えてきたキャストのファンの方にも、どの子もとても役柄がわかりやすくて良かったです。
アイドルが好きな子。作曲できる子、歌詞が書ける子、踊りを教える子…みんなで支え合って一つのものを作る、これぞ(グループ)アイドルのセカイだ…と舞台観終わった後、ずっと良かった…言うてました
(まあ言うても理事長が一番キャラ濃すぎやろ……)


めっちゃわかりやすい相関図があったのでスクールアイドルミュージカル公式ホームページより引用
ユキノやトアみたいな先輩に憧れたり慕ってくれる可愛い後輩ポジション最高やなって
密かに書いときたい

とツイッターを遡っていたら、めっちゃわかりやすいキャラ紹介公式ツイートがあったので紹介します。舞台前に見てたらかなりネタバレやな…(ただめっちゃわかりやすくて良き)


アイドルをやるだなんて思ってもなかったお堅い学校のルリカ。
親(理事長)の期待がかかる新進気鋭のアイドル部。そのセンターのアンズ。
この二人を中心に物語が展開していきます。
ルリカは同じ年齢の女の子があんだけダンスも歌もアイドルできるんだ!ってアンズに憧れ、アンズは理事長の娘ということでアイドル部のセンターとして学校からも周りからもプレッシャーがかかるなか、責任感と正義感が強い彼女が葛藤しているシーンもあり、キャラにほんと引き込まれましたね…
ルリカは底抜けに明るくておバカキャラかと思いつつ、めっちゃ賢く学年一位を取り続けてる彼女も伝統校の理事長の娘でもあって、そこは進学校…ってなりましたし、(アイドルに興味を持ち勉強がおろそかになり)その成績が下がってきたので親にもスクールアイドル挑戦しようとすると反対されたり…この二人の対比が今も心に残ってますね…。

どんでん返しを用いた二つの学校の舞台も素敵でしたね
歴史を感じる校舎(図書館も伝統校…僕的には神戸大学六甲台第一キャンパス図書館かと思いましたね…)の椿咲花
新しくどんどん色んな事に挑戦する新進気鋭な滝桜の対比
ふたりの理事長の考え方の対比
ルリカアンズ、二人を取り巻く環境・仲間たちの対比
第一幕ではこの二つの対比が本当に印象的でした

そして最後にはプレッシャーに耐えかねたアンズがアイドルをやめて勉強する!しかも転校先が進学校の椿咲花へと、理事長同士の仲が悪いライバル校へ転校してしまいます。
アンズが耐えかねたのも、周りの部員の「なんであの子がセンターなの」というよりは、アンズが「わたしがセンターに立つ資格がないのかな(周りにもっと上手い子がいるのに…)」といったことだったんでしょうか。元々歌うのが楽しくて、アイドルも楽しくやってたことがやりたくなることを考えたら涙が止まらなかったですね。まだここからも泣くんですが。まあいいでしょう。

アンズが転校してきてびっくりしたのはルリカ達。彼女たちはアンズがいるスクールアイドルのライブをこの前見てきたのもあって、「私たちもスクールアイドル挑戦するぞー!」(とまぁノリ気な子と絶対いやです~言うてた子もいたけど)とみんな高まっていたところでした。
伝統校にチャラチャラしたアイドル活動なんて認めませんとスクールアイドルの選択肢がなかった理事長も、ライバルの娘が自校に入ってきて、アンズをアイドル部部長に任命。吉本だったらみんなひっくりかえって場面転換みたいなところで第一幕が終わりでした。第二幕気になりすぎるだろwwwwwwwwで20分間がめっちゃ長かった。トイレ列もめっっちゃ長かった。


そして第二幕開幕。
アンズ、滝桜の制服も可愛かったけど、椿咲花の制服も似合いすぎだろッッ…って声が出そうになったけどギリ耐えた。アイドル現場でメンバーに”超絶可愛い”言えるの幸せすぎるだろ…
6人で椿咲花のスクールアイドル部をやることになったが、ユズハが運動神経ないってキャラだったので本当に走ってもめちゃ運動神経悪い芸人みたいだし、ダンスも遅れ気味で身体もガチガチで硬くて…大丈夫かこの子?ってなってたんよな
(そして調べてみるとキャストさんは現役AKB48の16期生の浅井七海さん。チームBキャプテンで、彼女の握手会も行ったことがある知り合いのオタさんに話を聞いているとグループの中でも最初からダンスが上手くてすごくよいパフォーマンスをすると聞いてビビりましたね。このユズハとしてなんですが、劇が進むにつれて、他のキャラもそうなんですが、徐々に上手くなっていって最後はキレキレのパフォーマンスになるという…彼女たちはアイドルはじめての椿咲花と、元からパフォーマンスが高かった滝桜(「きらりひらり舞う桜」もめっちゃいい)のこれも対比を見せたかったんでしょう…演出家さん最高かよ。。。。)

アンズが来ることによって活気ついて、ルリカが「最初から6人でずっと一緒にいたみたいだね!」とアンズに話しかける場面(ユズハが急に来た転校生に嫉妬する場面も可愛かったけど)とか、「こういう友情がいいんだよ…ラ!なんだよ…」ってひとりうなずきおじさんになっとった
そしてアンズ作曲ユズハ作詞椿咲花スクールアイドル部にとってはじめてのオリジナルソング君とみる夢」ができました。この曲を通じて、未経験でも精いっぱい頑張るルリカ達を見て、アンズはアイドルをする楽しさを少しずつ思い出してきます。

一方アンズが抜けた滝桜はどうなったかというと…
センターが抜けた以上新たなセンターを決めなければいけない…元々圧巻なパフォーマンスをするグループで誰がセンターに入ってもおかしくはなかったんですが、センターも上手く決まらずミスも増えて、アンズがいたから上手く同じ部員との関係も連携も上手く行っていたことにどの子も気づき始めます。アンズがいてくれたら…って想いがめっちゃ伝わってきましたね…

アンズの母である滝桜の理事長もこっそり見に行ったりするんですが、椿咲花にいるとき方が楽しそうにしていると、何も言えずに帰ってしまったときの姿にも涙したよなぁ…理事長も良かれと思って娘をセンターにしてたのにそれが嫌でやめたのにこっちでは楽しそうにしてるだなんて…母の心情を考えたら心にくるものはありました

「6人でライブに出ようね!これからもずっと一緒だよ!!約束!!」的な事言うてたと思うんですが、ずっと一緒に居られるわけじゃなく…とまぁ話は続いていくんですが、ここからが僕が一番泣いたポイントだったので上手く文章表現できないので、再演もしくはアニメ化した時に見てみてください。
文化祭の時のあのシーンは、僕がアイドル現場に行っても目にする光景でもあるので、やっぱステージでは一番近くにいて欲しいよなぁ…大切な仲間だもんなぁって思いましたね……

とまぁ長文になってしまいましたが、
こうやって見直してみると僕もこの記事を書いてて椿咲花にかなり肩入れしちゃってるのですが、神戸が舞台ってだけで親近感沸いたのも大きいんですよね。地元びいきしてしまいましたね…ルリカ中心にふざけてるところとか、日常アニメ感あって楽しかったのも素敵でした。
キャラとしてはトアちゃんのマジでかわいいところとか、ミスズ元部長のその後の肩の力が抜けた面白い所とかレナの面白い所かサヤカのダンスばきばきに踊るパフォーマンスとか滝桜の良さもめっちゃわかるし、どっちもええんやが転校するなら椿咲花やなぁってなってた。あ、僕オトコやし転校できねぇわガハハ

まだまだ展開が作れそうな、それぞれのキャラにスポット当てて見たいので
#みんなで叶えるSIM これから広がる #スクールアイドルミュージカル の展開がめっちゃ楽しみですね!


本編も終わり、スペシャルカーテンコール (ペンライト使用可のライブパート)ですが、衣装めっちゃ良かったですね。ラストの展開はこうなるだろうな…と思っていたので、途中経過で泣くと思わなかったので、この大団円もラ!っぽくていいなぁ…良い空間だなぁと感じてました。
そして何より声優現場のサイリウムの振り方をされてるのを見て「懐ッ」ってなってましたね。僕もお行儀よく座って心の拳をかかげでおりました。多動しなくてもちゃんと舞台見れて偉いな僕。
そして「未完成ドリーム」も「きらりひらり舞う桜」も「君とみる夢」も全部好きなので早くアルバム出してくださいお願いします買います
10人の最高最大級のパフォーマンス、そして可愛い理事長お二人(そんなキャラやっけwww)みたいなツッコミは面白過ぎましたね。

スぺシャルカーテンコールは文化祭でのライブという劇の続きでもあるんですが、観客とステージの間の壁…第四の壁を壊した演出でこういうのも一体感合ってよいなぁ…また観に行きたいって思わせるアイドルの劇場公演的な要素も取り入れてるように感じました。脚本も演出も劇伴も神です。ありがとうございました。

おわりに

戦利品。やっぱ舞台行ったらパンフレット
曲良すぎたのでCDも買ったやね。至高

あの舞台から約1週間経ちましたが今でも鮮明に覚えてますし、映像化されたらもう一度見たい!って切実に思ってます。
推しメンが頑張るライブステージも舞台も撮影ももちろん好きなのですが、こうやってキャストにかかわらずコンテンツで劇を楽しみにいくのもオツなものだな‥って思いましたし、僕の一つの見たかった景色に「推しメンが"帝国劇場"に立つこと」があるので、その景色を見せてくれる子…いつか出てくるかな…。mintの子でも舞台女優向きの子がちらほらいるので、外部オーディションも含めて挑戦することがあれば見届けていきたいなのお気持ち。

(ここまで読んでる人はレアやし、note.は正直に書きたいので書くんですが、三森さんの舞台をまた見にいきたくなりましたですね。ちょっと大阪公演がある舞台があればまた当日券で行きます。ガチ(強い想い))

それではまた次の現場でお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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