時間の使い方を分ける

書きかけ

定時で帰る人、仕事が早いから帰るのではなくて定時だから帰っているということに気づいた。@infragirl755 結城浩の「コミュニケーションの心がけ」経由

というのを見てその通りだと思った。けど自分に定時はない。自分の時間の使い方について考えた。ちゃんと意識してなかったので書く。

頭を切りかる時間

頭を切り替えるために定時くらいで一度切ることはよくある。

特にプロジェクトの序盤で色々試している時は、意図的に区切らないと延々と仕事をしそうになる。

序盤は発見と学びのための時間だ。リスクをとっていい時間とも言える。リサーチとか、冒険だけど成功したら面白い案、使ったことがない技術とかに投資できる時間。やってみないと分からないからやってみる時間。

面白くていくらでも続けそうになるが、冷静になる時間が必要なので定時くらいで一度手を止める。料理とかすると切り替わって良い。ずーっと根を詰めると考えが狭くなる。一回深く考えてから一回忘れるとアイデアが湧くと本にも書いてある。

結局夜には関連したネタを集めたり明日やることを考えてたりするが、我慢して作業そのものには手をつけない。うまく行かないと焦るがそれも他のことをしてできるだけ忘れる。

やるべきことを「時間で区切る」わけですね。「手応え」が得られない原因を探ったり、「成果」が出せない理由を調べたりするのは、また別途行うことにします。結城浩の「コミュニケーションの心がけ」

自分で決める締め切り

締め切りは自分で決めたいと思う。プロジェクト単位の大きな締め切り、その中のより細かいステップ、1日の仕事の終わり、ぜんぶ。

人から追われるのが嫌いなので自分の締め切りは前倒して設定する。一気に仕事する日を作ったりする。XXをまとめて8時にはまとめて翌朝クライアントに送る、とか成果物とアクション、目標時間を決めておく。ゴールを決めると取捨選択して大事なことだけをする助けになる。

8時が締め切りで送るのが翌朝なのは、一度落ち着いて考える時間が欲しいのと、「遅くに連絡しても良い」と思われたくないため。「仕事の連絡をしていい時間」という意味での定時は存在することに気づいた。このけじめはつけないと時間のコントロールができなくなる。

次の日は少し余裕ができるので色々考えたり早く切り上げたりできる。相手のレスが早く返ってくればそれだけ仕事が進む。勝手だけど自分だけでなく相手にも早く仕事をしてほしいのだ。余裕ができたら冒険や勉強、先回りしたり他のプロジェクトを進めたりできる。自分で終わりを決められると精神的にとても良い。

割り込みと諦め

予想外の割り込みは常に発生する。急なミーティングや予定変更、家族やペット、その他色々。発生した結果コマ切れ時間が発生したら諦めて他のことをすることもある。

コマ切れになった3時間はぶっ通しで集中できる3時間とは違う。割り込みで残り時間が中途半端になった場合「夜まとめて2時間やる」とか決めて一度諦めることも多い。家事をしたり本を読んだり、メール返信したり、その時間でより効率的なことをしたほうが良い(と思う)場合がある。

最近は常に家で仕事をしなくてはならないので、特にフレキシブルにしている。

「やらない時間」を作る

こうしてみると、自分の場合は、

- 仕事をしている時間が有効に使えること。
- 自分で時間をコントロールできること。

が大事で、そのために意識的に仕事の区切りを決めている気がしてきた。

区切りを設けないと無駄に細かい作業をずっと続けたりする。時間に限りがあるからこそ何に投資すべきかを考える、というのが大事に思える。

区切りの外で何をするのか。好きでデザイナーをやっているので結局何か作っていることが多い。違うのは時間の質。区切りの外は「無駄になってもいい時間」。これは決して無駄な時間ではなく、「直接成果がでなくても気にしなくて良い時間」という意味で、とても大事だ。


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