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上級個人情報保護士認定講習会を受講してみた

はじめに

こんにちは,株式会社 Acompanyのアライです。
この記事は,Acompany Advent Calendar 2022 の9日目の記事です。

本記事では,私が最近受けた上級個人情報保護士認定講習会について述べます。
この講習会を受けようと思った際,過去に受験した方の体験談を探したのですが,個人ブログによる体験談が1件見つかっただけで少し不安だったため,今後の受講を検討される方の助けになればと思い,執筆に至りました。

講習会の位置付けについて

上級個人情報保護士認定講習会は,一般財団法人 全日本情報学習振興協会が行う資格認定講習です。

この講習会は,個人情報保護士の有資格者を対象としているため,受講するためにはまず個人情報保護士の試験に合格する必要があります。

個人情報保護士については過去の記事にて紹介しております。

なお,個人情報保護士は学生が知らない就活に有利な資格だそうです。

取得している資格の満足度ランキング
出典 : 【新社会人に必須,学生が知らない,企業が重視する資格】
https://www.joho-gakushu.or.jp/lp/

さて,上級個人情報保護士認定講習会の話に戻ります。

諸情報

受講料 : 45,000円(税抜)
受講条件 : マイナンバー対応個人情報保護士
講習時間 : 10:00~17:00
お昼休憩 : 12:00~13:00
レポート課題 : 16:00~17:00(途中退席可)
認定条件 : 2日間の講習と各日のレポート提出

その他詳細はこちら

試験会場

オンライン,オフラインで選択が可能であり,オフラインの場合には東京駅周辺の貸し会議室にての受講となります。

カリキュラム

1日目
1.個人情報保護法制の背景
2.個人情報保護法制の全体像
3.個人情報保護法の改正
4.個人情報保護法の基本部分(1条~14条)
5.個人情報取扱事業者の義務(15条~35条)
6.匿名加工情報取扱事業者等の義務(36条~39条)
7.実効性を担保する仕組等(40条~88条)

2日目
1.個人情報保護法制の背景
2.個人情報保護法制の全体像
3.個人情報保護法の改正 
4.個人情報保護法の基本部分(1条~14条)
5.個人情報取扱事業者の義務(15条~35条)
6.匿名加工情報取扱事業者等の義務(36条~39条)
7.実効性を担保する仕組等(40条~88条)

カリキュラムは上記で公開されていましたが,当日は改正内容が反映されていたり,匿名加工情報に関する内容は2日目に回されていたり,罰則について1日目に扱っていたりと少し発表内容と異なる点がありました。

講習終了後にはレポート課題を行います。
4つテーマが示され,そのうち3つを選択し,1時間以内に200~400字以内で解答を行います。ただ,回答が400字を超える場合には追加用紙をもらうこともできました。
レポート課題中は条文集を参照することができ,講義で話された内容を条文を根拠に読み取る力が問われます。

また,レポート課題の出題内容については事前の講習時に講師の方が要点として強調してお話ししてくれます。

対策

上記で触れた通り,当日の講習で手厚く説明があるため,特段対策が必要な資格,というわけではなさそうです。
また,私が受講したタイミングでは,改正対応の個人情報保護士のテキストが配布されたため,何かしら書籍を買って勉強していくというのも少し不経済に感じました。


感想

未だ講習受講中(本記事は講習会1日目と2日目の間の期間に執筆)であるため,難易度や結果についての感想は控えたいと思います。

講習の内容としては,これまで条文や個人情報保護委員会のガイドラインとにらめっこしていたところから,講師の方の経験やこぼれ話も交えたストーリー性のある学びができ,楽しさを感じることができました。
特に,改正の背景に至った事実はインシデントの詳細などは,インターネット上からは見つけることすら困難な情報であったため,純粋に学問としての面白さを感じることができました。

残り1日も無事にパスして資格取得としたいです。

おわりに

本記事では,上級個人情報保護士認定講習会について,その内容や受講しての感想を述べてきました。

資格取得の講習会と位置付けてしまうと堅苦しいですが,その道の専門家から学問的な背景をお話しいただける機会として捉えれば見方が変わると感じました。

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