ちょっとだけの手の中の自由(後編)

前回のフリーランス時代に感じた話の続きをしていきたいと思います

規模感の大きな仕事に呼ばれにくい。

金銭的体力も無かったので、大きな仕事をまるっとお願いされることは稀で、大きな仕事の場合は、部分的に発注があることが多い。モーショングラフィックスで参加した場合などは、予算的に割り振った後なので、値切られやすかったりもした。仕事の内容も大きく変わらない。

休日まで作業日に加算されがち。

自分の頑張り次第で、ちょっとした時間のやりくりはできるのはメリットだったけど、逆にフリーなので好きに時間使えると思われがち。割と土日も作業日に割り振らないといけないスケジュールをきられることがあり、いつ休むんだみたいなことになることが結構あったので、この辺りはデメリットかな。。

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『個の時代』というのをよく耳にするかと思うんですが、たしかに学生の頃から自分で仕事をSNSなどでうけていたり、そのままの流れでフリーランスになったり、会社勤めからフリーランスで始めるのをよく目にするようになった気がする。フリーランスになる敷居は下がっていて、なんとなく始めてしまえる。

そんな今、フリーランスから一人会社を作って、人を入れて組織化など、一通り経験てみて思うことは、

フリーランスは自由では無いが、楽だったなと。ただその頃はなにもかんがえてなくて、創る以外の部分では、差がついてしまった側だったけど。

そこに戻ろうとは全く思わないし、結果、組織(仲間)をつくり共生していく選択をして正解だったかと思う。デザイナー、イラストレーター、作家、ほとんどの人に当てはまると思うけど、肩書き以外の作業が伴い、苦手な作業も含めマルチタスクをこなし、さらに素振りをし続けて、全方向にアンテナを張りスキルを身につけ、作業に対しての時間効率を上げていく、ハイブリッドな人が残ってていく。もちろんやることを絞って、タスクを減らしていくことも可能かと思いますが、削ぎ落とした分、尖った部分は丸くなり突き抜けれず、どこかで頭うちになるかなと。

だからといってフリーランスより会社勤めの方が良いかというと、それはそれで色々会社勤めのほうにもあり、、いま会社としても『在り方』を常に考えながらやってます。その辺りの違い、働き方の話もしていけたらなと。

CGをメインにした映像制作の仕事の話だし、いまの時代とはまた違うので、参考になりそうな部分だけ参考にするくらいでよいかなと思います。必要ないことを選別し、決断し、スルーするスキルを養って是非とも頑張ってほしいです。




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