見出し画像

働き方は自由だからこそ、「なんにもない」から始めるのもありかと思う。


去年、無職になりました。そしてこれからどう生きようか悩んでいます。プランは2つ。会社員+パラレルキャリアとして生きるか、枠をつくらないという生き方を選ぶか。

それぞれ想定している姿は次のとおり。

Plan1:会社員+パラレルキャリア

これはよくいわれている「会社員+@」の働き方。

会社員:正社員・契約社員・派遣社員
+@:副業・複業・プロボノ

本業をしつつ、空いた時間やスキマ時間に、他の仕事や別の組織で新しい経験をするという働き方。本業で土台を築きながら、それらの知識を生かしたりまた新しいスキルを磨くために副業や複業をしてみる。

1本太い幹を構えて、枝や葉を徐々に増やしていくスタイル。

Plan2:枠をつくらない働き方

もうひとつは、枠をつくらないという働き方。

それってフリーランスのことじゃないの?と思うかもしれないけど、そうではなくて。フリーランスでもいいし、アルバイトでもいいし、派遣でもいい。直接雇用、間接雇用どっちてもいいし、業務委託というかたちで組織の中に入ってもいい。雇用形態はなんだっていい。興味のある領域ならボランティアでもいい。場所も、東京でも地方でも、どこへでも行く。

なにひとつ決まっていないし、なんだっていい。

声をかけてもらえれば、なんでもやりますよ。興味のある分野なら。という働き方。

こちらは、私の時間(リソース)という土地はあるのでそこに種をまいていこう。というスタイル。種から芽がでるかはわからない。だけどその芽が苗になり、小さな木に育つかもしれない。そして木は1本だけではなく、同時多発的に育てていくことはできる。

そんな働き方があってもいいんじゃないかな、と。


これまでと同じでいいのか、わからなくなった

去年、長年あこがれていた職業・広告代理店のストラテジストして働くことができた。そしてこれまでに関わったことがないくらいに知的な人たちと一緒にクリエイティブな仕事をしていて、毎日がとても楽しかった。

だけど突然の体調不良に陥った。

会社に行くことができないほど、肉体も精神もボロボロになって、休職し、結局退職してしまった。憧れていた環境にようやく身を置けたのに、1年も経たないうちに辞めることになってしまった。

大すきな東京から、不便な地元に引っ越し、これまでの自由な生活から、不自由な生活になってしまった。

東京で会社員として働いて、空いた時間はジムに行ったりすきなことをしていた。そんな「自由な生活」は、無職で時間がありあまって、毎日なんにもすることがない。そんな「不自由な生活」に変化しました。

私はずっと会社員として生活していたので、仕事をしていない状況はただただ苦痛で、不自由で、毎日窮屈に感じていました。どうやら根からの「働きたい人間」のようです。

この状況にしばらく呆然としていて、「東京に戻ったら絶対にまた元の生活に戻るんだ・・・!」そんな風にずっと考えていました。


だけど、この不自由な状況の中。住まいも仕事も所有物もお金もほとんど手放し、私が持っているものがほとんどない今。もう、失うモノは何にもないんだな。と、気がつきました。

モノは持っていないけど、私には時間とこれまでの経験や元々持っている資質はあります。そして働いていない時間が、より、「働きたい」という衝動に変わっています。そんな中で、また前と同じ環境に戻っていいのか。ふと疑問に感じました。


戻ろうと思えば、いつでも戻れるからこそ

Plan1は、戻ろうと思えばいつでも戻れます。たぶん。

でも、Plan2はなかなか大きなきっかけがないと出来ないです。これまでとおり会社員として働いていたら行動しようとは思わなかった考え。

ぼんやり、「個の時代だから、自分のできること増やしたいな。だけど私は、なにが出来るんだろう・・・」とよく思っていた。だけど行動まではしようと思わなかった。これまでの環境を手放すことが怖かったから。

だけどいまは、何にもありません。

だから、挑戦してみてもいいんじゃないか。と思っています。たぶんこういうことが出来るのは、きっと今だから。なにもなくて働いていない期間が長かったいまだからと思っています。

幸い2020年はオリパライヤーだし、ほんとに働き口がなく、困るということはまずないはず。最悪仕事は選ばなければ食べていくことはできる。寝なければ働く時間は確保できる。

せっかくこういった機会があるのだから、やってみるのもいいんじゃないかな。と思っています。

だけど目的なしに、期間の制限なく闇雲にやっても意味がないから、まずは3ヶ月。お試しでやってみる。それで続けたいか、続けたくないか。4月時点の私に決めてもらいたいと思います。

来週には東京に戻ります。

私の、新しい人生を生きてみたいと思います。


つづく。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?