まるでおとぎの話

日々自然が教えてくれること。 忘れていくにはもったいので、ファンタジックな忘備録。

まるでおとぎの話

日々自然が教えてくれること。 忘れていくにはもったいので、ファンタジックな忘備録。

最近の記事

パッションフルーツ先輩とのおしゃべり

人工授粉の甲斐あってか、再び庭のパッションフルーツは次々と実をつけるようになってくれた。 こんなのがあちらこちらにぶら下がっている。 なんだか小型恐竜の卵みたいだ。生まれてくるのはきっと鳥型。 パッションフルーツの受粉をしていて気が付いたのだが、おしべはわざわざ下を向いていて、めしべからすると裏側に花粉がついている。 これでは同じ花におしべがあっても、風が吹いたくらいでは自力で受粉しなさそうだ。 せっかくおしべもめしべも自前で揃えているのに、なんでわざわざこんな構造

    • 蚊 ≒ トム・クルーズ

      この時期、畑に行くと蚊の襲撃に遭う。 何ヶ所、というような生易しいものではなく、何十箇所、というレベルの襲撃だ。蚊取り線香も虫除けスプレーも畑ではほぼ無力である。 昔ちょっとタイに住んでいた時に、蚊が原因で死にかけたことがあるので、これは心穏やかではない。 そんな体験がなくたって、誰だって蚊の襲撃はイヤだろう。 しかーし!蚊だって宇宙船地球号の仲間である。 自然界に害だけをもたらす生物なんていない、 ということは、頭では分かっている。 できれば私だって、蚊を殺生するような

      • パッションフルーツのぼやき

        6月頭に実をつけ始めたパッションフルーツ。 その後順調に毎日花を咲かせ、4つ、5つと実をつけていた、 のも束の間、咲く花咲く花、落花してしまうようになった。 ま、全部が実になるわけじゃないんだろうし、全部が実になったら木も疲れちゃうだろうし、と放っておいたのだが。 流石に落ちすぎ。 というくらい、見事に落花続きだったので、ご本人に事情を伺うことに。 私「お花、落ちてますよね。どうしたら落ちないで実になってくれますか?」 パッションフルーツ(以下パ)「受粉してないから

        • パッションフルーツ65日の法則

          昨年ホームセンターで購入し、お庭に植えたパッションフルーツの苗。 冬の間に一気に伸びて、ガゼボの骨組みをぐるりと取り囲むまでに成長した。 2年目から実がなると書いてあった通り、 なんのお世話もしなかったのに、6月の頭に気がついたら花が咲いていて、 なんと!実もなっていた。 (このサイズになるまで気が付かなかった・・・) もう収穫できそうな立派なサイズなので、あとは紫に色づくまでの辛抱。 その後1週間、2週間、色がつく気配は全くなし。 一体どのくらいで収穫できるんだろ

        パッションフルーツ先輩とのおしゃべり

          引き継いだ聖地

          昨年亡くなった、父上の聖地だった家庭菜園。 自然が好きだった父上は、都内から郊外に引っ越してきてから亡くなるまで、45年ほど家庭菜園をやっていた。 引っ越しした当時の父上は30代だったはずだが、その年齢から家庭菜園とは、今考えたら随分と渋い趣味である。 昨年の冬、父上は体調を崩し、入院してから10日であっという間に亡くなってしまった。 コロナ禍で面会もままならず、最後は都内に住む長男である弟が、一人病室で父上と面会。 病室から戻った弟に、母上が 「お母さんをよろしく

          引き継いだ聖地

          *自己紹介* この世界はファンタジー

          毎日は、自分が信じたものと選んだものでできている。 そんな世界は、人が作った夢の世界の何千倍も楽しい。 その気になれば、何とだっておしゃべりもできる。 相手が動物でも、昆虫でも、植物でも、鉱物でも、お水でも。 日々自然から教えてもらうこと、動物さんたちとのおしゃべりを、自分のための忘備録として、こちらに書き留めていこうと思います。 そんなの自分でノートに書いておけばいいじゃん。 と思ったりもしたのですが、そうすると確実にサボります。 怠け者なので、多少の負荷をかけない

          *自己紹介* この世界はファンタジー