「働く場所」としてのTVerってどうですか?大手企業から転職を決めた理由と、参画後に思うこと/戦略企画室 齋藤インタビュー
TVerは、2015年のサービス提供開始以来、サービス認知度やユーザー数を徐々に拡大してきました。それに伴いサービスを支えるメンバーの増員が必要となる一方で、私たちが一緒に働く仲間を積極的に募集していることは、まだまだ知られていないのが現状です。
そこで今回は「TVerへの転職ってどうですか?」という疑問にお答えすべく、TVerへの転職を決めたメンバーに、その転職ストーリーをインタビューしました。
これまで大手企業3社でのキャリアを歩み、2023年8月に株式会社TVerへ参画した齋藤は、どのようにしてTVerと出会い、参画を決めたのでしょうか?
「転職活動を開始してから、TVerが採用中であることを知って驚いた」と語る彼に、参画の決め手や現在の仕事内容、参画後の率直な印象を聞きました。
■プロフィール
戦略企画室:齋藤 祥平
2010年、株式会社NTTドコモへ新卒入社し、デジタルマーケティング業務を担当。LINE株式会社でもデジタルマーケティング業務を担当し、その後ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社にて自社製品のブランドマーケティングに携わる。2023年8月、TVerへ参画。
TVerへ参画を決めたのは、成長途上ゆえの「余白」の多さを魅力に感じたから
——TVerへ参画するまでの経歴を教えてください。
私はこれまでに3社を経験しています。2010年に、携帯キャリアのNTTドコモに新卒で入社しました。当時は国内でスマートフォンが急速に普及しはじめたくらいの時期で、時代の最先端をいく事業がおもしろそうだと感じたのが入社の決め手です。
在籍した9年の間には、様々な部署を経験させてもらいました。最後に携わったのは、ドコモのデータを活用した広告を提供する、デジタルマーケティング業務です。そのほかでは、地方創生事業を手がける部門で、遠隔医療や高速通信、モビリティ分野支援の事業企画を経験したことも現在の仕事に活きています。
その後、広告媒体として圧倒的な規模を誇るLINEへ転職し、同じくマーケティング職を経験しました。
2社で広告の媒体としてマーケティングに関わる事業を経験する中、次第に「自らも事業会社で自社製品のマーケティングに携わりたい」と考えるようになりました。そのような時にタイミング良く知人から声を掛けてもらい、転職した先がジョンソン・エンド・ジョンソンです。
ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、コンタクトレンズ製品のブランドマーケティングに携わりました。自分たちが提供する製品のブランド力強化や認知向上に寄与できる仕事は、非常に楽しくて日々刺激的でした。
——マーケティングを軸にキャリアを積み重ねてきた齋藤さんですが、何か転職を考えるきっかけがあったのでしょうか?
これまでは、経験が活かせるマーケティング職であること、そして自分の興味関心が高い事業であること、二つの軸で仕事を選んできました。今回の転職ではそれに加えて、自分自身もいちユーザーとして関われる「より身近な商材」も扱ってみたいと考え始めたんです。もう一つ軸が掛け合わさることで、さらに熱量を持って仕事に取り組めるだろうと思いました。
そこで、まず業種は問わずに、自分の好きなサービスを提供する企業に絞って転職活動を始めました。転職エージェントの方から紹介していただいた求人企業のひとつに、TVerがあったんです。動画配信サービスには非常に興味を持っていたためエントリーを決めました。
——それが、TVerとの出会いだったんですね!
求人を紹介いただいた時は「TVerって採用しているんだ!」というのが意外で驚きました。サービス自体は知っていて利用していたものの、どのような人たちがどのような仕事をしているのか「働く場所」としてのTVerは、まったくイメージがつかなかったんです。まさに謎の組織でしたね(笑)。
ただ、選考過程で人事担当や直属の上長となる戦略企画室 室長の村山さんから「多様なバックグラウンドを持つ人たちがいる」と聞いて、TVerへの関心が一気に高まりました。特定の属性を持つ人だけに偏らない組織で働けることがおもしろそうだと感じたんです。
最終的にTVerへの参画を決めたのは、サービスも組織もまだ成長途上にある、その余白の多さを魅力に感じたからです。他企業からも内定をいくつかいただいた中で、自分にとってTVerが一番挑戦できる環境だと思いました。
「難しそう」と思ったアイデアも、TVerではどんどん実現していく。その理由とは?
——現在の所属である戦略企画室は、齋藤さんが経験してきたマーケティング部門とは少し立ち位置が異なりますよね。どのような役割を担う部署なのでしょうか?
戦略企画室は、役員直下の組織として、TVerの事業拡大に向けた様々な施策やミッションに取り組む部署です。
担当業務は、サービスの事業戦略や外部パートナーとのアライアンス戦略策定、新規事業の開発など多岐に渡ります。「これが担当です」と一言で表せないのがこの部署の大きな特徴であり、チャレンジしがいのあるところですね。
そして、多くの業務は戦略企画室の中だけで閉じずに、他の部門と連携しながら行います。私は参画当初からコンテンツ編成部の実務にも携わり、皆さんがどのような動きをしているのか一から教えてもらいながら業務の理解を深めていきました。
他の部のメンバーから話も聞き、会社の中のことを深く理解することで、全社的な戦略や施策を考えやすくなったと感じています。
——参画前には「謎の組織」だったTVerに参画してみて、どのような印象を持ちましたか?
「多様な人がいる」とは聞いていましたが、想像していた以上に皆さんが様々なキャリアや個性を持っているのが印象的でした。ある意味カオスな環境の中で、数多くのアイデアが生まれるだけでなく、実現のための合理的なプロセスが組まれて物事がどんどん進んでいく。そのスピード感にも驚きましたね。
私も内心、「これは実現難易度が高いだろうな」と感じていたアイデアをいざ提案してみると、周りの人たちが賛同してくれて、一気に話が進んでいった経験があります。
サービスの規模やステークホルダーの多さを考えると、新しい試みに対してどうしても慎重にならざるを得ない場面もあると思います。しかし、TVerでは「おもしろそうだからやってみよう!」というスタンスが浸透していると感じました。
——なぜ、TVerにはアイデアを実行に移しやすい土壌があるのだと思いますか?
成長途上であるTVerにおいては、今あるあらゆる戦略や施策に対してみんな現状がベストだとは考えておらず、まだまだ伸び代・やり代があると考えているから、でしょうか。社内のメンバーと話し合っていると、そう感じる場面が多いですね。
だからこそ「より良くするためにはどうしたら良いか」という視点で、新しいことを取り入れていくチャレンジ精神が旺盛なんです。
さらに「失敗=悪いこと」として捉えない風土もあると感じます。例えば、試しにやってみたけれど狙った効果が出ずに「やっぱり元のやり方に戻す」と意思決定した場合も、チャレンジ自体を非難する声はあがりません。
うまくいかなかったと捉えるのではなく、「この方法は効果的ではないと判明した」とフラットに捉えられるのが、TVerの良いところだと思います。
こうして、提案から実行、改善活動に至るまで物事がトントンと決まっていく環境で仕事ができるのは本当に楽しいです。全社的な目標など重要な物事を決定する上で、自分の意見や考えをしっかり採用してもらえることは、責任の大きさを感じる分やりがいにつながっています。
TVerには、取り組みがいのある「高い壁」が多くあるからおもしろい
——今後TVerで実現したいことや、齋藤さん個人としてのキャリアにおける展望について聞かせてください。
まず実現したいことは、最大のミッションである「ユーザー数の拡大」です。TVerの中期経営計画では、目標数値として5,000万MUB(Monthly Unique Browsers/月間ユニークブラウザ数)を掲げています。
現状の最高記録(2024年1月現在)である3,500万MUBからすると依然としてかなり高い目標になるので、サービス成長のために次々と新たな施策に挑戦していきたいと考えています。
個人の目標としては、ずっと「仕事が楽しい」と思いながら働いていたいですね。自分にとっての「楽しい」とは、好きでおもしろい仕事にばかり取り組むという意味ではありません。目の前にある課題を、工夫して解決することが楽しさにつながっているんです。
一つの壁を乗り越えたら、次はさらに高い壁が待っていて、常に新しいことに挑戦する。その積み重ねで成果が生まれ、自分自身も成長していくのだと思います。
その結果としてキャリアは後からついてくるはずなので、まずは日々チャレンジあるのみですね。10年後も20年後も、今よりもっと高い壁に挑戦していたいです。その点、現在のTVerは高い壁が多くそびえ立っている環境なので、今後ますます仕事がおもしろくなっていきそうです。
——TVerで働くことに興味を持ってくださっている方へ、ぜひメッセージをお願いします。
何よりも伝えたいのは「TVerでは、あなたのやりたいことが実現できる環境です」ということです。多くの企業では裁量の大きさやチャレンジできる環境を謳っていますが、「それって本当?」と疑問に感じたことのある人もいるのではないでしょうか。私もそうでした(笑)。
しかし、TVerには「本当にそのような環境があります!」と自信を持って答えられます。自分たちが疑問に感じたこと、改善したいと思ったこと、これをやったら伸びそうと考えたこと…すべてをTVerの成長へとつなげられるんです。
それゆえ、どのような方でも、その人らしく価値を発揮できる環境ではないかと思います。「多様な人たちと、多くのチャレンジをしていきたい」と考える方にとっては、非常にフィットするはずです。
株式会社TVerでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は、こちらからエントリーください。
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