【5日連続FAKE MOTION特集】day1 佐野勇斗インタビュー
放送中のドラマ「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」(日本テレビほか)が、いよいよ本日、2月3日より新章突入! スタートを記念して平日5日間連続で出演者インタビューを大公開します!
トップバッターはシリーズのシーズン1に当たる「FAKE MOTION -卓球の王将-」(日本テレビほか)に続き、高杉律役として出演する佐野勇斗。律を演じたことで生まれた作品への想い、 律と重なる部分、EBiDAN唯一の同期である古川毅との相性の良さなどを話してもらった。
ドラマ『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』
(日本テレビほかにて、毎週水曜日深夜24:59〜放送中)
取材&文/吉田可奈 撮影/飯田エリカ
――ひと足先に作品を拝見しました。佐野さん演じる高杉律が登場するシーンが、ヒーローのようでとてもカッコ良かったです。
ありがとうございます! 最初に台本をいただいたときは、前半の方で僕の名前がなかなか見当たらなくて「あれ……?」と少しドキドキしていたのですが(笑)、しっかりとかっこいい登場シーンを作っていただいて安心しました。
――みんながピンチのときに颯爽と現れた瞬間は思わずテンションが上がってしまいました。
ありがとうございます。律とコウ様(桂光太郎/古川毅)は、エビ高のみんなが奮闘している間、全国をまわって修行していたんですよ。
――正直、もう少し早く来てほしかったです……!
あはは。感情移入して観てくださってありがとうございます(笑)。
――SEASON1に続き、 “リッツ”こと、高杉律を演じるときに心掛けたのはどんなことでしょうか。
今作での律と、(古川)毅が演じるコウ様は、いま言っていただいたように、とあるピンチの際に駆け付ける役割なんです。そういった役どころは小さなころからの憧れだったんですよね。ヒーロー物が大好きだったので、まさにあのときに観た姿と重なって、演じられてうれしかったです。ただ、SEASON1で律を演じてからは半年以上も経過していたので、役に入るときは少し戸惑いました。でも、この衣装を着てカメラの前に立つと律が身体に染み込んでいたのでその心配はすぐになくなりました。
――律が持つ、戦隊ヒーローで例えたら絶対的なレッド感って、佐野さんにすごく合いますよね。
本当ですか⁉ うれしいなあ。でも、実は僕、戦隊ヒーローでいうなら、小さな頃からずっとブルーが好きだったんです。
――今作でいえば、ブルーは知的で頭脳派なコウ様ですよね。
そうなんですよね。ブルーの、物事を俯瞰で見ることができるクールな感じが好きだったんです。
――勝手なイメージですが、佐野さんはプライベートでもレッド的な存在だったのかなと思ってしまいます。
どうだろう……。でも思い返してみたら、僕自身、部活や学校でも学級委員や生徒会をやっていたり、行事などでもクラスや学校のみんなを盛り上げて背中を押すのが好きだったので、どちらかといえばレッド感の方が強かったのかもしれないですね。……でも、やっぱりクールなブルーに憧れちゃうんですよね。
――今からでも、クールなブルーの立ち位置に近づけそうですか?
いやー、きっと難しいでしょうね(即答)! 僕はたぶんブルーには一生なれないし、役でもまだやったことがないんです。なので、毅を見ていてすごくカッコいいなって思うんですよ。金髪もすごく似合うし! これはもう、ないものねだりなのかもしれないです(笑)。
――古川さんと久々に一緒にお芝居をしてみていかがでしたか?
毅は、EBiDANの唯一の同期なんです。お互い良い意味でツッコミあったりもできますし、“もうちょっとこうしよう”って、深く話し合うこともできるんです。一緒にいて話したりしていると、相性がいいと感じることも多くて。お芝居もしやすいですし、いざ役に入り始めたら全く久しぶりな感じもないんですよ。
――プライベートでもよく連絡を取り合っているんですか?
そうですね。今はこういった状況なのであまり会えていないのですが、「一緒に鍋をしよう」とか、「今度◯◯へ出かけよう」という話はいつもしています。
――今回、他のキャストのみなさんとはコミュニケーションを取れましたか?
それがあまり共演するシーンがなくて少ししか話せなかったんですよ。唯一、ONE N’ ONLYのみんなとは話せたかな。毎年EBiDANのみんなで出演するライブイベント以外では会う機会がほとんどないので、一緒にお仕事ができるのはお祭りみたいで楽しいんです。撮影も、EBiDANのみんなとは親戚に会えたような気分になるのでうれしかったです。
――さて、佐野さんが思うSEASON2の魅力を教えてください。
今回は(板垣)瑞生が演じる土方歳鬼をメインにストーリーが進んでいくのですが、土方は律よりもダークヒーロー的な要素が強いと思います。それもまた、カッコいいんですよね。アンパンマンで例えるなら、ロールパンナちゃんみたいな!
――なるほど……。ん? ロールパンナちゃん……?
はい。僕、ロールパンナちゃんも大好きなんですよ。例えがちょっとわかりづらいかもしれないですが、観たらきっと共感していただけるんじゃないかなと思います(笑)。あとは、あらためて仲間って素敵だなって思える作品になっています。僕らはストーリーの中でライバルと戦っていますが、現実でも日々戦っている人がたくさんいる状況下じゃないですか。そういうときだからこそ、こういうテーマの作品を観ると、みんなで立ち向かっていこうという気持ちになれるというか。
――佐野さんが所属するM!LKも誰かが大変なときはサポートをしたり、されたりということが多いと思うんです。だからこそ共感することも多いのではないでしょうか。
それはありますね。いま、M!LKでは(曽野)舜太が受験なので休んでいるんです。なので、残りの4人でフォローしつつ活動をしていますが、僕が受験のときもほかのメンバーが助けてくれた時期もあったので、支え合うところには共通点を感じました。皆さんにもきっと重なるところがあると思うので、共感してもらえたらうれしいです。
――佐野さんは映画『ミックス。』での卓球経験と、SEASON1での撮影の成果もあり、卓球は得意だとお聞きしました。
そうですね。試合前にラリーをしたらなんとなく感覚が戻ったので、卓球シーンは苦戦することなく、すんなり撮影に挑むことができました。
――久しぶりでもすぐに感覚は戻りましたか?
はい。久々にラケットを握るので、時間が空いてしまった分また1からのスタートになるのかなという不安もあったんですが、意外と身体が覚えていて驚きました。もう特技として卓球は書いて大丈夫かなと思うので、これからも卓球のお仕事は積極的に受けていきたいです(笑)。
――楽しみにしていますね(笑)。そして今回も「FAKE MOTION」シリーズならではの見どころである“ギフテッド”がたくさん出現しました。特に印象的な技はありましたか?
まだ本編を観ることができていないのですが、キャスト全員でミュージックビデオを撮影するときに、瑞生が個性的なサーブを打っていたんですよ。(草川)直弥も腕をバッテンにしてサーブを打っていたので、「それは何?」と聞いたら、「すごい強いギフテッドがあるんです」と言っていたので、どちらもすごく楽しみなんです。
――映像を見させてもらったんですが、たしかに強いギフテッドでしたね。
想像を超えたギフテッドが次々と誕生するのが毎回楽しみなんですよ。CGなどを使うことが多いから、オンエアまで自分たちでもギフテッドの全貌を知らなかったりするので、今回も何が出てくるのかワクワク感がすごいです。
――この作品を観た方々に、どんなことを感じてもらえたらうれしいですか?
土方をはじめとするエビ高連合軍のメンバーが、自分たちの高校を守るために奮闘して戦っていく姿が描かれていきます。皆さんもまずは人に勝つよりも、自分に負けない心を強く持って、今を楽しんで、将来の自分が後悔しないように頑張って欲しいなと思っています。
――素晴らしい! 最後までレッド感あふれるコメントですね!
そう言っていただくと、やっぱりレッドが好きかもしれない。求めていただける限り、レッド的な役もやり続けていきたいですね。……本当はクールで冷静沈着なブルーもやりたいけど!
――佐野さんは『俺たちはあぶなくない〜クールにさぼる刑事たち』の世中をはじめ、明るくてちょっとお調子者だったり、クラスや職場の人気者の役を演じている姿が印象的です。
そうなんですよね。僕、自他ともに認めるほど陽気なんです(笑)。でも悪いことではないと思うので、このキャラクターを活かしつつ、いただいた役を今後も演じ切りたいと思います!
佐野勇斗●さのはやと
1998年3月23日生まれ。愛知県出身。俳優としてだけではなく、2004年からはボーカルダンスユニットM!LKとしても活躍中。2015年に映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー。主演映画に『青夏 きみに恋した30日』『小さな恋のうた』などがある。
「FAKE MOTION -卓球の王将-」全8話はオンライン動画配信サービスHuluとdTVにて配信中! またHuluではオリジナルストーリー「湯けむり温泉卓球事件簿」を独占配信中 https://www.hulu.jp/
ドラマに登場する各高校テーマソングは布袋寅泰、まふまふら超豪華アーティストがプロデュース! その楽曲が収録されたシングル『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』は2021年2月24日(水)にリリース。
https://www.universal-music.co.jp/king-of-ping-pong/fake-motion-negai/
©汐留ヱビス商店街 © FAKE MOTION製作委員会
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