こんなお店に行きたい!──【猫と紳士のティールーム】
紅茶が好きだ。
紅茶を好きになったのは、いまは亡き祖母の影響を受けている。
私は中学一年生まで、家族と父方の祖母と猫の五人と一匹で暮らしていたのだが、祖母とよく飲んでいたのが紅茶だった。
祖母のところにいくと、祖母と一緒に大きな箱に詰められたたくさんの紅茶のティーバッグが出迎えてくれた。
私と一緒に飲むために祖母がわざわざ買っておいてくれているのか、それとも単に自分が好きだったから置いてたのか、真相はいまもわからない。
ただ、私が紅茶好きになったのは、確かに祖母との思い出がき