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15年、ずっと会いたかった父と会って

15年、ずっと会いたかった父と会って

約15年間、止まっていた記憶と時間の間で

父にも父の人生があって

悩んだこと、苦しかったこと、

それ以上に幸せだったこと、愛しかったこと

沢山あったんだなと思った

とても長い間、ずっと会いたかった父は
昔憧れた"かっこいいお父さん"の面影を残したまま

不器用で、優しくて、どこか頼りなさげな
かわいいお爺ちゃんみたいになっていた。

目が合えば、子どもたちを愛していると
心から溢れて伝わ

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高校を辞めて5年が経ちました

高校を辞めて5年が経ちました

16歳。

高校2年生に上がる前に学校を中退して、
今年で5年が経ちました。

素直な感想を述べますと、

「 あ、まだ5年か。」 

という気持ちです。

もっと長く社会に出ていたような気もするし
もっと長く引きこもっていたような気もするし
時間の感覚は正直なところよくわかりません。

ただ、

まだ5年しか経ってなかったのか、と
感じられる程には

それなりに濃ゆい5年間を
過ごしてきたのだな

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とまり木で過ごした1年9ヶ月

とまり木で過ごした1年9ヶ月

1年9ヶ月の間、上京してから今まで
お世話になったシェアハウス。

先日、とまり木を卒業した。

私はなんて幸せ者だろうかと
よく思うようになったけれど、
それはみんなのおかげなんだろうと思う。

.

はじめて研人さんに逢った時は
まだ19歳になったばかりだった。

当時、とにかく海外に出たくて
写真を撮って巡りたい、
本を作りたいと思っていた私は

海外に出るためのワークショップが
開催される

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幸せのかたち

幸せのかたち

周りの言う " ふつうの幸せ " は
たぶんきっと 

誰かにとって" トクベツ " なもの。

当たり前のように
毎日食卓を囲めることも 

当たり前のように
健康で温かな暮らしがあることも 

それが守られていることも 
奇跡のようで、特別なものだと思う

必ずしも

その人にとっての幸せが
他の人にとっても幸せかどうかなんて
わからないから

自分が幸せだと心から思える道を
まっすぐ生きてい

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成人式へ

成人式へ

1月8日。

一年前、
滋賀から東京へ向かう
夜行バスに乗っていたこの日は 

一年後。 

今度は東京から滋賀へと向かう
夜行バスに乗っていました 

東京へ出て丁度一年の節目に 
生まれ育った場所に帰ってこれるのは 

何か意味のあるタイミングなんだなぁ。と
少し不思議に思います

あの時は
家族と離れるのがつらくて

おばあちゃんに挨拶をしながら
泣きそうになり

京都駅までお兄ちゃん達に見

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写真が撮りたい

写真が撮りたい

人や世界を愛おしく想えば想うほど 

写真が撮りたくなる 

人や世界に対して 

感謝の気持ちが湧けば湧くほど 

写真が撮りたくなる 

人が世界をどうみているのか

わたしは世界をどうみているのか

それが写し出される瞬間が好き。

人が苦手だった私が

人を撮りたいと思うようになった。

アフリカの子どもたちに会いたいと

遠くの世界を夢見ていた私が

目の前にいる人を撮りたいと思った。

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