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高校を辞めて5年が経ちました


16歳。

高校2年生に上がる前に学校を中退して、
今年で5年が経ちました。

素直な感想を述べますと、

「 あ、まだ5年か。」という気持ちです。

もっと長く社会に出ていたような気もするし
もっと長く引きこもっていたような気もするし

時間の感覚は
正直なところよくわかっていません。

まだ5年しか経ってなかったのか、と
感じられる程には

それなりに濃ゆい5年間を
過ごしてきたのだなと思います。

3年間のお蕎麦屋さんに始まり
東京での2年間。

その内一年半はシェアハウスで
あと半年は一人暮らし。


東京へ来て
知らない土地に、知らない人
わからない仕事にわからない常識。

めまぐるしいの極みのような毎日で
半ばパニックになりながら

毎日泣いて死んだような目のまま
なんとか生きていた最初の半年。


高校を辞めたことで学歴が中卒になり
やりたいこと叶えたいことがあると言えど

肩書きも実績も何もない自分に
当時の私は自尊心なんてものがある訳もなく。


ここにいていいのか、
認めてもらわなければ、
そもそも生きていていいのか。

そんな焦りと恐怖で
押しつぶされそうになりながら

その度に周りの方々に助けられ
挫けて、救われて、学んで、立ち上がって、
そんなことを何度も何度も繰り返していました。

肩書きなんていらない。
それだけで人の価値は決められない
肩書きだけでその人を判断したくない

そういう思いは
わりと強く持っていたはずだったけれど
あくまでそれは人に対して思うことであって

自分自身に対して、肩書きのない、
自分の価値を証明するものが何もないと
感じてしまうことは多く

私にとっては辛く情けないことでした。
申し訳ない気持ちで
自分を否定し続けた時間も長かったです。



それでも、高校を辞めたことを
後悔したことは一度もありませんでした。

それでも不安なものは不安で
怖いものは怖いけれど。

変わらず好きなものは好きでした。

写真も、絵も、音楽も
映画や小説、物語も
オラクルカードも、自然も、
美しいものも、美味しいものも。

大好きなままでした。
もちろん、家族も。

そういうものに沢山救われて、支えられて
私という存在が造られているんだなと思います。
肩書きなんて何もないけれど


今になってようやく
あっさりと、少しだけ芯を持って

やさしく伝えられるようなことが
ほんの少しだけ出来た気がしますが

これからの時代を担う若者たち、子どもたちが
本当に必要な学びを得て

豊かに、伸び伸びと自分を表現し
成長していけるような場所が

もっと大きく広がっていくといいなと
心から思います。



そしていつか
私もそのお手伝いがしたいです。

学校を辞めたとて
人生が不幸になるわけでもない。

ただ自分と合わない枠組みから出て
別の場所へ行くだけで

" 中卒では幸せになれない " と
呪文のように何度も聞かされた言葉も

そんな日もありましたね、と
優しく流せるくらいにはなりました。


私はこの5年間で様々なことがあったけれど

何かを所有するために生きるのではなく
なにを表現し、なにを与えられるかを考え

わたし自身を大切にして生きたい
と思うようになりました。

ひとりでは生きていないことも
深い場所で感じることが出来たし

その分、身に余るほど有難いと感じることも
多くなりました。

自分で選んだ道なのだから、学びは尽きません。
失敗も間違いも沢山あります。


でも、感動する喜びも幸せも
あとから溢れてやってくることを知りました。

人生は自分で選べるということ、
自分で創り出せるということを知りました。


何をしてても、何をしていなくても。

私たちは幸せな存在なのだと思います。

ただ生きているだけで。

だからこそ、目の前にあるものを
大切にしようとするのだと思います。

それが例え
どんなにネガティブな事であろうと
どんなにポジティブな事であろうと。




そして

今の私が5年前
学校を辞めるか辞めないか

悩んで悩んで不安でいっぱいで恐れている私に
伝えたかった言葉を

今まさに学校を辞めたいと
誰にも相談できない苦しみの中で

一人悩んでいるかもしれない
どこかのたいせつなあなたへ贈ります。




学校を辞めても、あなたは幸せに生きれます◎

生きたいように、好きなように生きて

助け合って、救い合って

あなたなりの幸せを創っていってください。


いつも応援しています。



愛を込めて

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