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【話題の「SHEIN」、2022年11月13日に原宿にオープン、どこの国?】

今話題のファストファッション「SHEIN」が世界初となる「常設型ショールーミング」が2022年11月13日にオープン。これまで「ポップアップストア(期間限定店)」をニューヨーク、アリゾナ、カナダ、イギリス、バルセロナ、メキシコシティ、シドニーに期間限定店をオープンしてきた。期間限定店では広告宣伝、PR、コミュニケーション等のブランディングを展開してきた『SHEIN』だが、ここ日本で期間限定店でなく、常設型ショールーミング店としてオープンする。

「SHEIN」はどこの国、創始者は?

「SHEIN」は中国企業だ。本部は中国江蘇省南京市にあり、創始者は许仰天(Xu YangTian)氏で山東省出身のようだ。中国国内では販売していないようで、諸外国からブランディングを展開し、機を熟してからの日本市場に参入。この手法は古典できだが、効果のある手法だと思う。

両国の関係、もしくは自国イメージが企業の売り上げに大きく左右することがある。特に海外展開している場合だ。海外でネガティブ(ポジティブよりネガティブが強い)になると判断した企業は、自国を表立って出さないことがある。例えば、国内スポーツブランド「デサント」。冬のスポーツウェアなら「デサント」が思いつくぐらい昔から人気のあるブランドだ。

韓国でシェアを獲得しており、韓国でも有名なブランドだ。しかしながら、”日本”を全面的に表に出していない。韓国人留学生曰く「韓国のブランド」で日本だとは思わなかったと、筆者自身がびっくりしたことを覚えている。

特に、中国は世界的に良くも悪くも注目されている国であり、中国と政治的に距離を取る国もあれば、経済は別として維持している国もある。更に中国は共産圏であり、政治・経済ともに国が主導で決めているため、中国市場に参入している日本企業も日本政府と同様に中国政府の動向に注目している。

更に反日教育・運動を活発的に行っている中国や韓国に対して、イメージ戦略を軸にしている日本企業は自国を表に出さないことが多い。例えば、スポーツブランド「デサント」は日本企業だが、韓国では”日本”であることを全面的にだしていない。

筆者が留学中、韓国人留学生と話をしているとき「デサント」の話になったが、韓国人曰く「韓国のブランド」だと思っていたようだ。

一方の韓国のコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」も韓国系企業だと思っていない日本人が多かったのではと思う。筆者がたまたま海外駐在中(2008年)に韓国企業「NHN」の存在を知り、今の「LINE」になるまでの流れをたまたま知っていたにすぎにない。

「デサント」にしろ「LINE」にしろ、自国名を出していたらここまで受け入れられたかわからない。

同様に、イメージ戦略を軸にしている中国ファストファッション「SHEIN」も同様で"中国"を全面的に表に出していない。

もっと詳しい内容を読みたい方は以下をぜひご覧ください。




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