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27歳直前、人生について悩んでいる話

もうすぐ27歳になる。27歳ってもっと大人だと思ってた。
やりたいことが明確で、それを実現するために努力していて、社会人になりたての頃よりは社会の役に立てるようになっていて、と同時に大好きな人たちを大切にできる余裕もあって、毎日寝る前いい1日だったわと振り返りながら眠る。そんな風に想像していた。(小中高生の時の妄想)

さて、ここで問題なのは、そんな妄想とは違う現実を送っているということ。
仕事は面白いと感じる時もつまらないなと感じる時もあるけれど、まぁできるようになってきてはいて、と同時に大好きな人と結婚し傍目から見たら幸せと思われているようだけど毎日気持ちに余裕があるわけではなく、自分の情緒不安具合にがっくしくることもある。そんな現実。
情緒不安定具合についてはまぁ一旦置いておくとして、最近頭を抱えているのはキャリアのこと。自分がどんな仕事をしたいか、どんな仕事をできるようになりたいか、わからなくなってしまった。

スペシャリストになるか、ゼネラリストになるか。どんな業界で活躍したいか。資格を取らないとできない仕事なのか。
列挙するといろいろあるけれど、わたしが悩んでしまうのは自分の専門性をどこに持っていけばいいのかわからないからだろう。興味のある分野はいわゆる経済や会計等の資格のイメージがつきやすく、仕事につながりやすそうなものではない。わたしが好きなのは、芸術、教育、生物といったもの。資格を取ることが全てではないとわかっているものの、うーん。なんだろうな。キャリアが思い描けない。

米国スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱する「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」は、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」というもの。その予期せぬ偶然の出来事にベストを尽くして対応する経験の積み重ねで、よりよいキャリアが形成されるという考え方であり、あらかじめ設定したキャリアゴールを目指してキャリアを積んでいく「キャリアアンカー理論」ではこれからの時代に合わなくなっていくだろうという考えが根底にある。

You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

上記はアップル創設者であるスティーブ・ジョブスの有名なスピーチの一節。この一節を初めて知った中学生か高校生の時は、「自分の興味・関心は確かにconnect the dotsだ!あの本読んだからあの映画につながって、あの哲学者につながってる!ワーオ!」と思ったのを今でも鮮明に思い出す。だけど、今読み返すと、これはキャリアについても当てはまるのか、と気づく。(それまでキャリアについてあまり真剣に考えてこなかったんだなぁ…なんとなくその時その時でこれ!と思ったものに飛び込みがち)
今の会社で担当する案件を頑張って、案件ごとにちゃんと知識つけて、それでもいいのかもしれない。でもめっちゃ受動的だな……と思うわけです。悩ましい。

平井堅の「瞳をとじて」を聴きながら悩んでいるナウでした。
最近、平井堅がめっちゃアツい勝どきペンギンです。