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フォカッチャの簡単な作り方~イタリアの思い出レシピ~

Rosemary Focaccia Recipe


オリーブオイルたっぷり、塩味が効いて、こんがり焼けたローズマリーが香ばしいフォカッチャ!

イタリアでよく食べるパンです。簡単で作りやすいレシピにしました。

粉をふるう必要もなく、ボウルひとつで作れます。

卵もバターも使わないので、バター不足の昨今、気軽に焼けるパンです。

お塩とローズマリーでこんがり焼くので、おつまみにもぴったり。ワインによくあいます。

おおざっぱに作ってもおいしく焼けるので、初めて作るパンとしてもおすすめです。


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コツは、ひとつ。

必ず新しい小麦粉を使ってください。

日本はイタリアと違って湿度が高いので、小麦粉はすぐに湿気てしまうのです。

できれば数回で使いきれる量を買ってきて、封をあけたらすぐに使ってくださいね。

あまったら、きっちり封をして、冷蔵庫で保管してください。

(このフォカッチャはとってもおいしくて毎日食べたくなるので、すぐになくなってちょうどいいと思います!)


材料


直径約18cmの丸いフォカッチャが1枚焼ける分量です。

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生地

・強力粉:150g

・【A】お水:90ml

・【A】ドライイースト:小さじ1 (約3g)

・【A】お砂糖:大さじ1/2 (約4.5g)

・お塩:小さじ1/2 (約2.5g)

・オリーブオイル:小さじ1 (約4g)


仕上げ用

・【B】生地にぬるオリーブオイル:お好きなだけ

・【B】ローズマリー(フレッシュでもドライでもOK):お好きなだけ

・【B】生地にかけるお塩 :お好きなだけ (岩塩、粒の大き目なお塩がおすすめ)

※お砂糖はパンをふくらませやすくするために入れます。
慣れてきたら少なめでもうまく焼けるようになります。その場合は、発酵時間を長めにしてみてください。入れたほうが成功しやすいです。


道具


・ボウル:1

こちらを使っています。お皿がフタにもなるので、ラップ不要でエコ!

・大さじ (15ml) :1

・小さじ (5ml):1

・計量カップ:1 (お水90mlを測ることができるものがあれば、なくても大丈夫です。大さじを6回使えば90mlになります)

・クッキングスケール:1(粉をはかるもの)

こちらを使っています。粉も液体もはかれるので、1台あれば計量カップは不要です。
洗い物が減りますし、とても便利です。

・オーブン

(※ラップ:フタのあるボウルや容器がある場合は、ラップは不要です)

(※めん棒:なくても大丈夫です。お持ちの方はお使いください)

(※クッキングシート:あると便利ですが、なくても大丈夫です。スーパーのサランラップやホイルの売り場にあります。)


作り方


(1)強力粉と【A】とオリーブオイルをまぜる


まず、【A】を全部まぜます。

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ドライイースト小さじ1は、これくらい(約3g)

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お砂糖大さじ1/2は、これくらい(約4.5g)

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お水(90ml)を少しずつ入れながらまぜたら、よくまざります。

でも、完全にまざらなくても大丈夫。だいたいでOK!

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強力粉150gに……

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まぜた【A】を投入!

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オリーブオイル小さじ1(約4g)と、お塩小さじ1/2(約2.5g)も投入!

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まぜます。

慣れたら全部手でまぜますが、最初はスプーンで(もしあればスクレイパーなどで)まぜると楽です。

大さじの計量スプーンをそのまま使うと洗い物が少なくていいですね。

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これくらいになってきたら、手でこねます。5~10分くらい。

(※やわらかめのフォカッチャにしたい場合は、もっと長く、しっかりこねてくださいね!)

好きな音楽をかけて、1~2曲聞きながらこねるのも楽しいです。

瞑想するように、ぼ~っと無の境地でこねるのもいいですね。

考えごとをしていたら、あっというまに時が飛びます。


(2)一次発酵 (約30分放置)


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こんなふうに丸めてください

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ラップをして、30分ほど放置して一次発酵させます。

ふたのあるボウルや容器がある場合は、ラップは不要です。エコですね!



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2倍くらいにふくらんだら大成功! 一次発酵は終わりです。

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手でやさしくおさえて、ガスを抜きます。

ぺたんこになりますが気にしないで大丈夫!またふくらみます。


(3)ベンチタイム (約10分休憩)


ガスを抜いた生地をまたやさしく丸めてください。このように……

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丸めた生地を天板の上にのせ、常温のオーブンに入れてふたを閉め、10分放置します。(オーブンは密閉できるのでラップやぬれ布巾は不要です。)

天板にはこのようにクッキングシートを敷くと楽ですが、なくても大丈夫。シートのかわりに、天板にオリーブオイルをぬってください。

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10分後……またふくらみましたね! 大成功!


(4)二次発酵 (約40分放置)


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手で押しのばして、1cmくらいの厚さにします。

(めん棒で伸ばすと楽ですが、ここでしか使わないので、あえて買う必要はありません。生地が小さいので、手で簡単に広げられます。)

35℃のオーブンで、40分間、二次発酵させます。

※30~40℃くらいに設定できないオーブンの場合は、暖かい場所においておいてください。もう夏なので1時間くらいで発酵すると思います。(お住まいの地域によります)

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これくらいふくらんだら大成功!

二次発酵の終了です。オーブンから取り出してください。

カラになったオーブンは、200℃に予熱しておいてください。

最後に、【B】で仕上げをしましょう。


(5)仕上げ→約15分焼く


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指で生地を押して、くぼみを作ります。こうすることで均等にふくらみます。

フォカッチャらしくなってきましたね!

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【B】のオリーブオイルを好きなだけぬります。

刷毛は不要です。軽くまわしかけて、手でやさしくなでるだけでOKです。

(わたしはオリーブオイルが大好きなので、たっぷりかけます。オリーブオイルの海……)

【B】のローズマリーを好きなだけちらして、お塩を好きなだけふります。

200℃に予熱したオーブンで、約15分焼きます。

(時間はオーブンによります。こんがり焼けたら完成です)


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外はカリッ! 中はモチッ!

焼き立てフォカッチャはとってもおいしい。


これは、基本のレシピです。

ほかにもオリーブをのせたり、お塩のかわりにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりふったり、違うハーブを使ったり、生地にドライトマトを入れたり……いろんなアレンジで楽しんでみてくださいね。


黒オリーブと塩レモンのフォカッチャの作り方はこちらです。


ハーブを使わないプレーンなフォカッチャは、どんな具にも合うのでサンドイッチにぴったりです。

フォカッチャの一次発酵を終えてガス抜きをしたあとに、生地を二等分してまるめると、こんなふうにかわいいフォカッチャが二枚焼けます。

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横半分にスライスすると、ブルスケッタやサンドイッチにぴったりです。

わたしはブルスケッタをよく作ります🍅

作り方はこちらの記事をごらんください。


ここまで読んでくれて、どうもありがとうございましたʕ ❛ᴥ❛ʔฅ🍞🥐🥖

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