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東京ガスCMから

K-pop沼にどっぷり浸かっているいる私にとって、オタクたちに呟かれている「わかり身が過ぎる」この動画、これ作った人自身がオタクか、家族がオタクなんではないだろうか?とやっぱり共感しかない。
話題に上っていたから見た方も多いかもしれないがまだの方はぜひ見てから先を読んでもらいたい。

オタ活中の幸せそうな顔、気持ちはとてもわかる。
時間がなくても少しの暇を見つけては推しのことを考えてしまうのは同じだ。
主人公がすごいのは私はSNSチェックばっかりだが、グッズを作れる器用さ、彼らの話す言葉を理解しようとする行動力。そしてついに渡韓の準備。尊敬…。このパワー。推しに動かされて中年になったって出来るって表している。
このひたむきな努力が泣かせる。ひとえに推しへの愛ゆえに…。

さて、この動画を見ていて主人公が推すグループ。架空のグループなんじゃないかと思っていたら実在するグループであった。

ONEUS(ワンアス)「 Dopamine」。
CMの中で歌に合わせて歌っているのはこの曲。
そういえば口元もドーパミンって言ってる…。
で、応援グッズで作られているのがメインダンサーでボーカルのファヌンくん24歳だそうだ。
30歳年下。
そうなのだ、そうなのだ。同じなのだよなぁ(あぁ、共感(´;ω;`)ウゥゥ)。
子供にもあきれ顔される。でも家族は推し活行動を生温かく見守ってくれている。
k-popにハマる→推しのグループの歌を聞きまくる→推しのメンバーのことを少しでも知りたくてSNSで漁りまくる→新大久保に推しグッズを買いに行き疑似韓国感を味わう→言葉を覚えようとする(ここハードル高し)→推しの需要が足りなくてついに渡韓する
この流れが出来あがる。

韓国の音楽、動画の世界は凄いなと思う。本格的に輸出産業の一部を担っているのもわかる。その割に彼ら自身の扱いは低く感じる。
彼らは一生懸命ファンに、事務所に、スタッフに感謝の言葉を表す。
それを見ている海外のオタクたちが健気だと心打たれる。
なぜって他の国ではこれほど謙虚で努力を惜しまずへりくだったアイドルは見たことがないから。私から見たら年端もいかない男の子たちだ。
見に来てる同じくらいの女の子たちが隣の国の同じくらいの男の子がこんなに礼儀正しくては自国の同年代の男子にギャップを感じないだろうか?って感じるのはこの年齢のせいだろうか?
儒教の国の人だからだろうけど。未だドラマみると親子関係などが日本の昭和ドラマを思い起こす場面に遭遇する。

そもそも韓国国内のk-popの需要は少ない。
沢山のアイドルたちがいるが国内の需要だけでは経営が成り立たない。
なので韓国のアイドルたちは語学の勉強もし、(英語、中国語も勉強するらしくそれぞれ話せたりする)日本に向けて日本語で歌い、日本でファンコンサートをすれば日本語であいさつする。
そんな訳でこちらはとても楽しい。
歌だって日本語バージョンを多く歌ってくれる。

しかも成人している男性なのに、かわいいカチューシャを被ってみたり、ぬいぐるみを持ってかわいくポーズを取って笑ってくれる。
キヨウォ!!キヨウォ!!とみんな言う中、はずがしそうにやるしぐさがかわいいのだ。
日本のアイドルたちも近頃この「愛嬌」を少し取り入れてきているがk-popは随分前から当たり前にみんなしている。

きれい、かわいい、かっこいい、このコンセプトがミックスされている。世界的にジェンダーレスが主流になってきたのだろう。

ただしかわいくきれいなだけでなく、ダンスと歌のスキルも高いので楽曲を聴いていて楽しいのだ。

それなのになぜ韓国では大人になるとK-POPを聴かなくなるのか?それが不思議で仕方がない。
いいものはいいじゃないかと思う。
多分大半の日本人は思うはずだ。
日本には大人になっても子供のころからずっと好きなものを続ける文化がある。だからゲーム、アイドルやアニメを推し続ける人が多い。
日本人の気質が、一つのものに深く追求していくことが楽しいと思って、例えそれが人と違ったっていいじゃないかと言えるのかもしれない。
推せるのは時間でなく、その人の覚悟なのだと思う(大げさ?)。

アイドルだって年をとる。どんどん若い年齢の子供たちが入ってくる。
母国韓国ではファン層がいつも一定なのでデビューからの年数が増えれば需要は減っていくが、お隣日本ではファンはいつまでも待つ。なので年数を経る間にファン数が増える。
だからアイドルたちにとって日本での活動は魅力的な訳だ。
そして日本のオタクは自分たちが下支えして彼らに儲けて貰って少しでも事務所に必要なグループだと思われるように金を積む。
言い方は悪いが、日本とは太い客というところだろう。
何せ日本のファンは学生だけではないので…。

こうして日本には多くのアイドル達を愛する幅広い世代がいるのでいっそのこと日本の事務所でデビューし直してくれないだろうか?
とふと最推し達を見て思ってしまう(無理だろうが…)。結局自分の推しの話になるオチってなに?と聞こえそうなので今日はこの辺で…。




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