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五月宣言

 今回はゴールデンウィークに絡んだハロプロ話をしたいと思う。2000年代初頭といえば、モーニング娘。が5月3日から7日にさいたまスーパーアリーナや日本武道館といったアリーナ会場で春のコンサートツアーの最終日を迎えるのが恒例だった。実際に筆者も小学生の時に毎年のようにファンクラブからチケットを入手して参戦したが、どのコンサートも活動の転換期となった出来事であり、その歴史的瞬間に立ち会うことができて本当によかったと思っている。記憶が曖昧な部分もあるが簡単に紹介していく。

 2003年5月4日にさいたまスーパーアリーナで行われたコンサートは、5年間在籍していた保田圭が卒業するツアーで、6期メンバーの亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな、実質“4期”扱いだった藤本美貴が初めてモーニング娘。としてステージに立った日だった。SSA公演が行われた2日間のみ16人体制となり、6期オーディションの課題曲であった「Do it! Now」の1曲を披露したが、大所帯グループに見慣れていなかった筆者は人数が多すぎるという印象しかなかったし、一般の人(いわゆるファンじゃない人)はますます覚えられなくなりそう…と多少の危機感を抱いたのを覚えている。6期のお披露目の様子は数年前に配信された「アプカミ#67」でも流れてるのでぜひ(※49分あたりから)。

 翌年の2004年5月2日に同じくさいたまスーパーアリーナで行われたコンサートは、ココナッツ娘。のミカの卒業とミニモニ。が無期限の活動停止に入る日だった。この頃のミニモニ。は矢口真里が卒業してミカがリーダーとなった2期の体制に移行しており、デビュー直後の勢いは既に失われていたが、ラストステージを見守るべく小学生のファンも会場でチラホラ見かけた。このツアーでは「ラッキーチャチャチャ!」とカップリングの「笑顔のデート 最後のデート」の2曲を披露していたが、最終日は初代リーダーの矢口真里も加わって5人でデビュー曲の「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」をサプライズで披露した。残念ながらミニモニ。のラストステージは単独ではなくゲストコーナーでの扱いで、ココナッツ娘。に至っては持ち時間が5分にも満たず、11WATERの「BE ALL RIGHT!」のカバー(しかもテレビサイズ)と後者は散々な扱いだったが、それでもラストステージを客席から見届けることができてよかったと思う。

 2005年5月7日に日本武道館で行われたコンサートは、5年間在籍していた石川梨華の卒業と数日前に加入した7期メンバーの久住小春のお披露目の日だった。会場周辺ではツアー中に脱退した矢口真里の復帰署名運動が行われ、筆者も微力ながらサインしたことを覚えている(最終的に1万人くらい集まったらしい)。会場入りすると、卒業企画として有志がピンクのサイリウムを配布していて、筆者もこの企画に参加した。コンサート序盤のMCコーナーでは「愛あらばIT’S ALL RIGHT!」の衣装を着た久住小春が登場し、簡単な自己紹介を披露していたが、この日に卒業する梨華ちゃんを「石川さんはモーニング娘。の中で一番可愛いです!」などとヨイショしていて末恐ろしい中学1年生だなと同世代ながら思った(この辺は記憶が曖昧)。卒コンの模様は数年前に配信された「アプカミ#75」でも流れてるのでぜひ(※49分あたりから)。

 今週末は久しぶりにDVDを引っ張り出して、“あの頃。”に浸ってみようかな。

懐かしのFCチケット🫶

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