アイドルを題材にした作品は最高だ

　筆者はアイドルを題材にした作品が昔から好きで、アニメ『きらりん☆レボリューション』をはじめ海外ドラマ『シークレット・アイドル・ハンナ・モンタナ（原題はHannah Montana）』や韓国ドラマ『美男ですね』などを見てきた。近年だとTBS系ドラマ『君の花になる』は視聴率こそ低かったが、音楽番組への出演やキャラクターグッズの販売など大掛かりなメディアミックスが行われ、放送が終了した現在も“きみ花ロス”に陥っている視聴者も多い。

　その中でも特にハマったのが、2010年に公開されたSterling Knightスターリング・ナイト主演のディズニーチャンネル オリジナルムービー『スターにアイ・ラブ・ユー（原題はStarStruck）』だ。人気アイドルのクリストファー（スターリング・ナイト）に全く興味のないジェシカ（ダニエル・キャンベル）が熱狂的ファンである姉のサラの付き添いでクラブに行ったら、彼と偶然出会って厄介なパパラッチに追われながらも徐々に2人は惹かれていくといった王道ストーリーになっている。

　このストーリー展開もそうだが、作中で流れている楽曲がとにかく良い。下記リンクから試聴してもわかる通り、ライブ向けのアップテンポ調の「StarStruck」、ドライブ中に思わず聴きたくなる「Something About the Sunshine」、じっくりと聴かせるミディアム調の「Hero」と中毒性のある楽曲が幅広く用意されていて、どの場面においても耳に馴染む。アメリカのWikipediaによると、Sterling Knight演じるクリストファーが歌う楽曲はテーマ曲の「StarStruck」を除いて別の歌手が歌っているとのこと。どうやらレコーディングに間に合わなかったらしい。今になって替え玉だった事実を知るとは思わなかったが、何がどうであれ楽曲がいいことには変わりがない。

　『スターにアイ・ラブ・ユー』はディズニープラスで配信中なので楽曲が気になった方、アイドルを題材とした作品が好きな方は是非とも見てほしいと思う。