【#13】Turingum Weekly Newsletter
1週間のWeb3業界 注目ニュースをピックアップし、Turingumコンサルメンバーが、独自の視点でコメント&解説付きでお届けする
“Turingum Weekly Newsletter” #12
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Eigenlayer、$EIGENを発表
Eigen FoundationはEigenトークンを発表し、TGEは5月10日に予定されています。さらに、Eigen FoundationはRestakerに向けたAirdropプログラムであるStakedropも発表しました。Stakedropは3シーズンに分かれており、シーズン1のスナップショットは3月15日に取られています。シーズン1はフェーズ1とフェーズ2に分かれており、フェーズ1では直接RestakeしているユーザーおよびLRTに対して配布されます。フェーズ2では、Pendle FinanceなどのDeFiエコシステムに配布されます。
本日から香港でBitcoinとEthereum ETF取引開始
今日4/30から香港でBitcoinとEthereumの現物ETFの取引が開始されました。
EthereumのETFは初めてで、Bitcoinについてもアメリカにつぐ2例目となります。
香港はETF市場がアメリカに比べると小さいため、現状市場からの期待感はそこまで高くないですが、4/29にETFの発行会社の一つであるチャイナ・アセット・マネジメント社は記者会見で海外からの引き合いも多く、アメリカのETF初日を超える自信があると話すなど自信を覗かせています。想定以上の取引高が発生する場合間違いなく市場にはサプライズとなりますので、注目に値するニュースです。
Bitcoin上のRunesにより、マイナーの取引手数料が増加
Bitcoinは先週半減期を迎えたが、Bitcoin上でミームコインを発行できるプロトコルであるRunesが人気になったことで取引手数料が急増し、一時は1日あたり1.7億ドルまで増加することとなった。特に4/25は半数近くをRunes関連のトランザクションが占めていた。
これにより半減期後でマイナーの報酬が大きく下がったにも関わらず、半減期後の最初の難易度調整では2%の難易度増加が見られるなどこれまでの半減期では見られなかった動きが見られた。
複数の関係者が5月のEthereum ETF承認見込みは薄いと述べる
ロイターによるとSECとEthereum ETFを発行している主体との間の会議において、SECのスタッフは提案された製品についての具体的な詳細を議論していないことからEthereum ETFを5月に承認する予定がSECにはないとの推測が広がっています。
筆者もEthereumについてはPoS移行後のEthereum2.0の証券性に関する論点が完全に解決されているわけではないので、まだまだ議論が必要な領域だと考えています。
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今週のNewsは以上です!
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