【#11】Turingum Weekly Newsletter
1週間のWeb3業界 注目ニュースをピックアップし、Turingumコンサルメンバーが、独自の視点でコメント&解説付きでお届けする
“Turingum Weekly Newsletter” #11
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Vitalik氏、Dencunアップデートでの「注目されていない更新」についてブログ執筆
Ethereumの共同創設者であるVitalik Buterin氏は先月実行されたDencunアップデートについて、Layer2の手数料を引き下げるEIP4884ばかりが注目されているがそれ以外にも重要な変更があったとブログで述べた。
その変更とはEthereumでほとんど使われていない、もしくはその複雑性から今後のアップデートにおける障壁となる機能群の「削除」である。これらの機能を削除することによって今後のEthereumの運用性を高めることを目的としているという。
Ethereumの方向性はRollupの発達やShardingについての方向転換などから機能の実装当初とは異なる方向性に動くことが多々あると感じていたため、筆者個人としても今後のEthereumを占う上で非常に重要な方向性だと感じています。
新しいレイヤー3チェーンのトークンが高騰
$DEGENが独自のL3 Degen chainをリリースし、大きな資金と注目を集めた。$DEGENはFarcaster上で発行されたトークンであり、元々は個人間のtipをやり取りする用途で作られた。 Degen chain上では多くのミームコインが取引され、大きな出来高を作っている。
Solanaのネットワークが遅延
4日からソラナブロックチェーンでのトランザクション処理速度が低下し、約75%の取引がバリデータに提出される前に失敗していたことが確認されていた。これはOreというSolana上でのPoWマイニングプロトコルに対するリクエストやスパムの増加による混雑と見られている。
筆者個人の見解としてはスパムであれミームコインであれ、こうした混雑はBitcoinもEthereumも通ってきた道なのでむしろ順当に成長していると評価すべきだと思う。
ただ、本当の課題としては今後「Solanaキラー」と称してSolanaをベースとしたコンセンサスアルゴリズムや設計のブロックチェーンが乱立することが予想される。こうしたライバルたちからシェアを守っていくためにもチェーンの安定性やキャパシティの拡張を目指していく必要がある。
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