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燃え尽きた後も

深夜に燃え尽きた姿と、朝日に照らされた姿は大分違う。

蝋のグラデーションと曲線がとても魅惑的なキャンドルが時にある。

しばらく眺めていたら、手放すことが出来なくなってしまった。

キャンドルは火を灯して燃え尽きるまで、灯した人の時間で育つ

昼間の憩う時間に灯したり

深夜の澱んだ疲れを忘れる為に灯したり

ただどうしようもなく灯したくなる時は時間さえ忘れてしまう

自分に寄り添ってくれたキャンドルに愛着がわいてしまったのであろうか?

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もう揺らぎの炎はないのに隣に居る

流木を部屋に飾っているの人がいるが、私もそんな感じだと思う。

その曲線は人工的なモノではなく、自然に出来た独特なもの。

どれほどデッサンをして、計算をして、今の時代にはプリンターなどがあると思うが過ぎ去った時間の一瞬の炎で溶かされたその輪郭をマネできるものでは無い。

傍に置いていると、燃え残ったものでは無く

違うものになったりする

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作品の骨組みになった子

この輪郭から想像して一枚作品が生まれました

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今ではオブジェ兼アクセサリースタンドに

(写真を撮ろうと思ったら凝ってしまいましたがこんな感じ)

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花のような姿になりました

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これもいつか一枚の作品になると思います


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キャンドルと生活をするようになって、些細な事やものの良いところを見つけられるようになった気がします。

時間は有限ですが、忙しない日々は「心」を「亡」なくします。

なにか良いものを作りたい時

今の場所から脱したいと足掻いている時

そして、取り合えず泣きたい時

足を止めて自己を見つめる時間を作ってみると

視点が変わり良い答えが見えてくるかもしれません


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