月と香水展～香る樹~

仄かに漂う

夜の香

月夜に煙る　思いの果ては

共に逝けぬ悲しさか

今に添う陶酔か

常世の闇に　見るは満月

「香る樹」2020年
インク/アクリル/紅茶/ケント紙/木製パネル
180×140㎜
(c)卯月　螢

(作品メモ)
一時期、お香に凝ったことがある。
白檀、伽羅‥何か森の中に居る気がして好きです。
よく人混みに酔ったり、場の空気に酔ったりして頭痛になったり気分が悪くなるのですが‥樹や緑がある所に行くと落ち着いたりします。
今は意識して気を付けたりしますが、若い頃は大変で授業中に保健室に行ったり、早退したりしてました。
でも、外傷的には何ともないので仮病やら変わった人扱いを受けましたが‥‥まあ、分からんだろうな‥とは思いますがね‥年をとると。
体調も悪いしメンタルはガタガタで、その中でお寺や樹が多い所に行くと気力が戻ったりしたので‥それでお香に凝ったのかな‥と思います。

この作品のイメージはお香
形にするのに助けになってくれたのが、キャンドルの炎と消えゆく煙です。

@アグモキャンドル

漂う煙と炎の印象を香りになぞって描きました。

明日は、「月と香水展」最終日
17時迄になります。

【月と香水展】
2020年7月20日(月)～25日(土)
13:00~19:00(最終日17時)
ギャラリーカノン
東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル613
http://gallerykanon.boo.jp