制作日記:戸惑う、珊瑚色

画像1 セッションと色彩心理を学ぶことで、10年ぶりに色が浮かんでから、2枚目の作品に取り掛かる。これも、ペン画で描いていたものを改めて描き直す作品。
画像2 この色を使うのは数年ぶり。油絵を描いていた昔にもあまり使わない色でした。
画像3 この作品は色彩心理の「珊瑚色」受講の最中で浮かび、メモしたもの。暖色系等、とくに赤の系列は会話の反応が悪い中で急に浮かんだので驚きながらメモをしたのを覚えています。
画像4 使った色は「ローズグレー」、絵の具として珊瑚色は売っているがどうしても手に取れずトーンが落ち着いた色を塗る事にした。画面に統一性を持たせるためオーレオリンをグレージング(上から絵の具を溶剤でうすくといて塗る事)描く気ではいるが、自分的には扱いずらい色ではないのかと思っている。
画像5 色の意味が掴みづらく、表情も迷走気味。無理やり描くのではなくしばらく距離をとる事に・・
画像6 花を変えることにした。自分の好きな花に似せた。ペン画で何度も描いた事のある〈薔薇〉のおかげで再開。描きながら表情を探っていく。
画像7 「どうしてこの絵が浮かんだのか?」「なぜ珊瑚色で浮かんだのか」薔薇を描き起こしながら考える。
画像8 「赤」「橙」が混ざった「珊瑚色」色の意味には〈内面〉自愛という意味もある。
画像9 〈自愛〉にはあまり縁がないなとため息をついたときに、よい表情が描けた。思い浮かんだ時よりも、少し落ち着いた表情になった。どうしてこの表情がいいと思ったのか、良く分からない。
画像10 「この表情は何なのだろう」と考えながら筆を置く。もう今は、加筆する気がない。赤の系列は〈愛〉が絡む。未だ珊瑚色に言葉は浮かばない。この表情の意味が分かった時に〈珊瑚色〉対して私なりの言葉が浮かぶかもしれない。

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