徒然さんの韻踏み短歌集②

画像1 『暇』という文字を書いては潰してく鳴らないアイフォン斜陽リフレクション
画像2 ドタキャンにほぞ噛んでひとり帰り路染まる紅葉語るカタルシス
画像3 腹減りたるときほどグルメ画像見ちゃう私わりかしドMなりけり
画像4 金剛石(ダイヤ)でも水晶(クリスタル)でも硝子(ガラス)でも綺羅綺羅しいなら何でもいいから
画像5 祭り消え初冬に夏日を叩き出す令和2年の情緒どこいった?
画像6 『似合わない』と言われた色で街に出よパーソナルカラーなんて他人の物差し
画像7 難しいことは考えなくていい言の葉の海に溺れる愉しみ
画像8 秋深し夜更かし豚まんふかして食し罪悪感たるやいとをかし
画像9 ふるさとの訛なつかし停車場に人混みはなくひととせ帰れず
画像10 『フロイライン』と呼ばれることに憧れてとっくに死語と知った夕まぐれ

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