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SNSの「あーね。」

最近のSNSには、「あーね。」が多い。

今まで、Facebook、Twitter、Instagram、TikTok、Snapchat等々、様々なSNSが盛り上がりを見せてきた。
そうなると、次のSNSって一体なんだろうと考えるわけだが、音声配信が最近かなり熱いらしい。

ぼくも最近ハマってるんだけど、これがまた結構楽しい。
耳って割と日常生活であいてたりするやん。
そこに、誰かの人生の一部を切り取って、はめ込むのは思ってるよりも、都合がいい。

ぼくが利用しているサービスは、「stand.fm」というアプリだ。
今年にリリースされたばっかの、新しいもの。
このアプリ、思ったよりコミュニティが深くなる仕様だなと、最近気付いた。
というのも、レターという配信者に匿名で送ることができるファンメッセージ。フォローフォロワー。ライブ配信のコメント。などなど、たくさんの交流を持つ機会があるからだ。
ぼくも、ライブ配信を何度かしたことがあるのだが、結構いろんな人が来てくれる。
この前は、深夜の4時くらいに50分くらいだらだら話していたのだが、170コメントくらい頂けてとても楽しかった。

さて、このstand.fmをやって少し思ったことがあるので、今回はそれについて書いていこうと思う。

最近は何もかもを収益化やらビジネスやらにつなげようという流れが多すぎる気がする。
例えば、ブログとかが最たる例だと思うんだけど、ただ自分の考えを書いたり、日常を残す場所がブログだったはず。
でも、最近ではアフィリエイトやら、SEOやら、とりあえず記事を書くモチベーションが「お金」になってしまった。
読んでる途中で、目的を察して「あーね。」とこぼしてしまう。

自分の考えをツラツラ書き、それに共感できる人だけが集まる。そうやってブログの面白さ、文化は熟していくものだと思う。
でも、みんなの目的に「お金」が共通してしまうと、中身も似通ったものになってしまう。
別に、お金を稼ごうとすることは何も悪いことじゃない、ただ、ぼくはどうせ読むならその人の色がでるものを読みたいと思う。

収益化の流れがブログでもあったように、Twitterでもフォロワーを増やす方法!なんてあったりして、タイヘン。
結局、それも、「あーね。」だ。

そう、stand.fmという新しいSNS(?)にも、それが今訪れている。
多分、これまでずっと収益化があったんだから、stand.fmにもそれがあるだろうって、いち早くみんなが察知しているんだと思う。

うーん。

お金を稼ぐってのは、誰かを幸せにする対価だから、全くもってその行為自体を否定する気はない。
でも、例えば、自分が楽しく誰かの配信を聞いてたとする。
そして、最後らへんに、いきなり商品の紹介。
ステマだと気付いた瞬間、最初からそれが目的だったのか。とげんなりすることはないだろうか?

お金を稼ぐことは悪いことじゃない、何度も強調したい。
でも、例えば、アイドルに恋人がいることがわかった瞬間、げんなりする推しの気持ちと同じだと思う。
結局、目に見えてわかると、萎えちゃうんよ、「あーね。」って。

だから、最初からお金が共通の目的として、周知されたものになると、どうしてもコンテンツそのものがつまんないものになっちゃう。
それだと、せっかくの音声配信っていう新しいコンテンツが、「あーね。」にのみこまれちゃう。
「あーね。」のなかに、SNSとしての面白さはない。

だから僕は、音声配信をしている以上、飽きるまでは聞いてくださってる人に、楽しさをシェアできるような配信にしたい。
僕のことを、少しでも面白いと思ってくれた人だけがフォローしてくれたら、それでうめちゃくちゃ喜ぶ、おでこが平らになるくらい土下座する。

この前、よく知らない人のLIVE配信にお邪魔したら、フォロワーが10人くらい一気に増えたことがある。

「俺の魅力に気付いたか、ふっふっふ。」な訳あるかい。
「とりあえずフォローしまくって、フォロワーを増やして収益化を目指そう!」という配信だった。
これには興ざめ。
そうやって集めたフォロワーという数字、それはもはやソシャゲのレアキャラだ。
確かに集まったら嬉しいけど、それは実体として価値を持たない。
僕は、「あーね。」と、その配信を去った。

このnote、別に結論はない。
ただ、僕自身が、最近感じたことを書いただけだ。

最近、SNSに「あーね。」が多い。


(よかったら僕の好評のすべらない話だけでも聞いてってもらえると嬉しいです。→https://stand.fm/episodes/5f2c2efe2c5b245fc539aa41)

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