見出し画像

インド人エンジニアを雇って分かった7つのこと

以前書いた「ベトナム人を雇ってわかった7つのこと」が好評だったので、それに続きてインド人についても書きたいと思います。

インド人エンジニアについては今年の2月から雇うことになり、まだ半年くらいしか経っていません。
さらにこのコロナ禍にあって、なかなか密にコミュニケーションできないですが、それでもいろいろと話していくことでわかってきたことあるのでまとめてみました。


1. 基本イエスマンです

まずは仕事のことからです。今、社内にもインド人もいますが、さらにインドにも仕事を発注しているのですが、基本はイエスマンです
イエスマンというとなんでもいうことを聞く従順な人みたいなイメージですが、厳密にいうと「基本はイエスという言葉で返事する」という意味です。

例えば「これは明日までにできますか?」「この技術はできますか?」などと聞くと必ず「イエス!」と返ってきます。本当にそれがイエスなのかはさておき、彼らとしては常にベストで尽くすという姿勢があるという意味です。

ちなみに気持ちいいくらいイエスを連呼します。
(本当にイエスかどうかはさておきです。)

こちらは開発をお願いしているムンバイにあるインド開発チームです。

画像1


2. 時間ではなくタスクを重視します

僕の勝手な想像で、インド人は仕事をするにもゆったりしていていわゆるリア充志向なのかと思っていたのですが、それは見事に裏切られました。
彼らは仕事をすることに達成感を感じており、それは時間として働くという概念よりも仕事をきっちり終わらせるということにプライオリティをおきます

どういうことかというと、こちらがお願いしたタスクは曜日時間に限らず、終わらせることを優先します。
聞いた感じではブラックと思われるかもしれないですが、要望に対して答える、自分の役割を全うするということが指名だと感じています

もちろん、日本側が求めるクオリティにない場合もありますが、この姿勢は今の日本人も見習うべきだと思っています。

画像7


3. 予想通り処理能力が高いです

インド人は二桁の掛け算を暗記しており、計算能力高いらしい」というのを聞いたことがあるかと思います。それで実際に仕事をお願いするとどうなのかというと、処理能力の高さには本当に関心します。
こちらが下手くそな英語でお願いしたこともかなり正確に把握しますし、新しい技術や仕様への理解もとても早いです。
あと英語に慣れているせいか、英語の文献もすらすら理解します。
ここに関しては僕たち日本人は完全に負けているかと感じます。

画像2


4. だいたいみんなおしゃべりです

いっつも無口でしかめっ面しているようなイメージを僕は持っていましたが、まったく逆です。
インド人は陽気でおしゃべりです。
彼らはいつまでもずっと話しています。そして僕にもずっと話してきます。
インドで発音の難しい英語で一方的に話されるとかなりメンタルやられますが、基本彼らは陽気で僕にもとても親切に接してくれます。
そして、熱くなるとさらに早口になり、僕はますます何を話しているのかわからなくなります。

画像3


5.ナンがメインの主食ではないです

これはかなり多くの人が勘違いしていますが、日本人のごはんにあたるものはインド人のナンではないです
インドにはナンにあたり主食がたくさんあり、どうもナンよりもチャパティのほうがインド人には主食のようです。
(ただ、地方によるとは思います)

どうして日本ではナンが有名かというと、日本のインド料理や大部分がネパール人によって経営されており、北部の料理でナンが使われているからというのが一つの理由です。

うちの会社のインド人に言わせると、「ナンは分厚すぎてお腹にヘビーなのであんまりたべない」そうです。

画像6


6.インドはひとくくりにできないです

これもインドに行ってみてよくわかったのですが、あの広大なインドはひとくくりにできません。
民族も宗教も地方によってバラバラで、特に州ごとに法律も変わります。
インド人と話していると「うちの州ではこうだけど他はしらない」などという話をよく聞きます。

これは中国やにも当てはまるのですが、これほど広大な土地では場所によって話す言葉も違いますし、考え方も変わります。
なので、インドではどう?みたいな質問は彼らにとってはナンセンスなのかもしれないです。

画像5


7.インド人と働くことのデメリットはないのか?

ということでインド人のいい面ばかりを紹介してきましたが、インド人を雇っての困ったことなどは無いのでしょうか?
もちろんいい面だけでなく、悪い面もあります。それはどんな国でも同じです。
(もちろん日本人にもあるでしょう)

インド人に関して、敢えて僕がいいたいのは日本語を勉強するモチベーションがそんなにないのでは?ということです。中国人、韓国人、ベトナム人など東アジアや東南アジアの人で日本に来ている人はとても熱心に日本語を勉強します。基本は日本語検定のN2レベルを目指しています。それは日本で日本人と同等に働くためには必須と考えているからだと思います。

かたやインド人はというと、日本語は勉強したいといいますが、上記の国の人ほど熱心ではないです。
これはインド人はすでに英語を話せるからということに尽きると思います
彼にとって英語はほぼ第二の母国語であり、英語に関しては文章を読むこともテレビをみることも何の問題もありません。つまり日本にきてもある程度英語で通じるのでどうしても英語に頼って生活してしまいます。

日本人と同じ用に日常会話で英語を使う機会があまりない中国人、韓国人、ベトナム人にとって、日本で日常化会話をするには日本語を学ぶことは必須の条件になります。
かたやインド人を含む英語を話せる国々では英語である程度事足りています。これが結果的に日本語能力の差になってしまいます。

なのでインド人の日本語に関してはこちらがある程度英語を話したりと歩みよる必要があるでしょう

というこでインド人についていろいろと紹介しました。
インド人、インドという国については僕もまだまだ勉強することはたくさんありますが、今後、さらに関係性が深くなるであろうインド人とは長い目で付き合っていきたいと思っています

画像6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?