見出し画像

[インド] 要注目!バンガロールに次ぐITタウン、プネー

この記事はコロナウィルスが本格的に流行る前の2月にインドを訪問したときの記事になります。今の価値観で見ると少し違った感覚になりますが、とりあえず公開することにしました。

-------------------------------
最近AI技術などで注目を浴びているインドですが、最近注目を浴びているのが南インドにあるバンガロール(ベンガルール)です。インドのシリコンバレーと言われ、最近でも住友商事がITスタートアップ支援のため事務所を立ち上げたとの報道がありました。


ただ、今回僕があえて紹介したいのはバンガロールに次ぐ第2のITタウン、プネーです。
日本から直行便も飛んでおらず、あまり知られていない街ですが、僕が2月にプネーを訪問し、かなりのポテンシャルを持っていると感じました。
以下その理由を紹介していきます。


1. 最大のビジネス都市ムンバイから車で3時間30分

車で3時間30分というのがはたして近いのか?という疑問もあるでしょうが、広大なインドから考えるとムンバイとプネは隣町です。
ムンバイはインドでは経済の中心地です。ビジネスだけでなく、多くのIT企業も存在します。
そんなビジネスの中心ムンバイから少し離れつつも、仕事でつながりを持てる距離にある、それがプネーの立地です。


2. 多くの学校がある

今回の訪問で実際にいくつか学校を訪問しました。今のインドを象徴すべく多くの学生がエンジニアリングとビジネスを学んでいます。
エンジニアが不足している日本では信じられないほど多くのエンジニアがここプネーからは輩出されています。

訪問した私立大学。いきなり何百人もの学生が出迎えてくれてびっくりしました。
毎年何百人ものエンジニアがここから卒業します。

画像1


こちらは大学を卒業した後にさらに学ぶためのトレーニングセンター。インドの防衛省にあたる機関がバックアップをしています。

画像4

画像2


3. 多くの外資系IT企業がある

インドの地方都市と聞くと、かなりのんびりとしたイメージを思い浮かべるかと思いますが、そんなことは全くありません。
このプネーには多くの欧米系のIT会社が拠点を持っています。
Amazon、Siemensなど日本でも聞いたことがある企業がオフィスを構えています。
オフィスを構えているどころかビルまるごと立てています。

これらはもちろんコールセンター的な役割のところもありますが、プネーの大学を卒業したエンジニアたちがそのままこの街で働いています。

IT企業のビルが街のあちこちにあります。

画像8

画像3



4. 日本語教育が盛ん

今回訪問した大学でも日本や日本語への関心はとても高かったです。
それはもちろん日本で仕事をして高収入を得るということが主な目的ではありますが、日本のアニメやファッションが好きな人もおり、日本という国をとても好印象に持ってくれている人が多いです。

こちらが本気で日本語教育を手伝うことができれば、日本語が話せるエンジニアもたくさん輩出することができるでしょう。

日本語学校の様子。
みなさん日本語で自己紹介をしてくれました。

画像5


5. 気候が比較的マイルドで住みやすい

インドというと夏がものすごく暑いというイメージがあるかと思いますが、プネーは気候においてもおすすめです。
3月〜5月は気温も35度以上となり、とても暑くなりますが、僕の訪問した2月は日本の初夏というような感じでかなり過ごしやすかったです。
海抜500mということもあり、夜は涼しくなり、ムンバイと比べるとすごしやすいでしょう。

また、プネーのはずれにhill stationという保養地みたいな場所があり、美味しいくだものを食べたり、キャンプができる場所があります。

画像7

画像9


hill stationで食べたイチゴ。
とてもおいしく、ここはインドか?と見紛うほどのレストランでした。

画像6

ということで、直行便が飛んでいないということで、まだまだ日本とは縁遠い感じですが、バンガロールと同じかそれ以上にポテンシャルをもつITタウンでした。

興味ある方はぜひ一緒にプネーを訪問しましょう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?