第910回 2020/10/20〜27の歴史ニュース

1、国の勢いはこれで測れるのか

五年に一度の某全国調査の取りまとめで残業続きで疲弊していますが、

屈せず毎日更新を目指してていきたいと思います。

皆さん学歴の欄もしっかりマークして欲しかった…

愚痴はさておき、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、今回は偶然にも西日本の話題ばかり

①奈良県大淀町の浄土宗妙楽寺境内にある馬佐薬師堂の仏像2体がヤマザクラで制作されたことが分かった R7

②中国内モンゴル地区の遼上京遺跡で遼・金代の大規模な皇家寺院遺跡を発見 R3

③愛媛県松野町で国史跡に指定されている中世山城「河後森城跡」に登るイベントを開催 R4

④和歌山県みなべ町の「上城遺跡・上城城跡」で発掘調査現地説明会 R12

⑤佐賀県の吉野ヶ里遺跡公園で「邪馬台国と豊前『宇佐』」展が開催。11月8日まで R4

⑥徳島県徳島市の国分寺で「へぎ板」約3万1千枚を発見 R11 C

⑦中国湖南省湘潭市の雷公塘墓群の調査成果公開 R6

⑧岐阜県関ヶ原町に「岐阜関ケ原古戦場記念館」がオープン R5

⑨愛知県あま市の民家から世界中のカギコレクション R26

⑩京都市南区の国史跡「西寺跡」の発掘調査で、講堂跡から仏像を安置する須弥壇を発見 R5

3、秋は発掘日和

いかがだったでしょうか。

皆さんも気になるニュースがありましたでしょうか。

個人的には⑧の関ケ原古戦場記念館の開館が一番気になりました。

もう大昔、20年ほど前に友人たちとフェリーで名古屋まで行って、

関ヶ原の古戦場巡りをしたことを思い出します。

その頃の関ヶ原の資料館はよくも悪くも町の郷土資料館、という感じだったように記憶しています。

古戦場めぐりをするのにレンタサイクルを借りるまではよかったのですが

明らかにチャリでは通れない山道を担いで越えたりしたような。

若かったからできたことですね。

⑥のへぎ板も非常に気になります。

参拝者が先祖の供養を願って奉納した物で、本尊や、子孫繁栄を願う生殖器の絵が書かれた物もある

と報文にはあります。

ちょうど我が町のお寺境内からも納め札の一種が出土していたこともあり、類似性が気になります。

へぎ板を納め札にした例が確認されたのは、八十八カ所では初めて

という記述もあるので、納め札のバリエーションも地域差があるのか知りたいところですね。

それにしても秋から初冬にかけては発掘調査の現地説明会にもぴったりな季節。

残念ながら以前のように遠くの現場にも気軽に行ける雰囲気ではありませんが、

各地での情報をアンテナを高くしてキャッチしたいところです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?