第434回 2019/7/2〜8の歴史ニュースまとめ

1、今週の歴史ニュース総まとめ

今週のニュースで一番は世界遺産の話題ですかね。

他の国の認定もかなり興味深いものがありますので

こちらはまた機会をみて紹介していければと思います。

いつものようにニュースの後ろのRは私のリツイートにたいして「いいね」や「リツイート」をいただいた数、Cはコメントがついたかどうかを表しています。

2、今週も多種多様な話題

①福島県会津坂下町の高寺山遺跡で北宋銭が出土 R40

②和歌山県の高野山内寺院円通寺で多量の木製小型五輪塔を発見 R33

③兵庫県丹波市で住民が組織したグループで遺跡パトロール R12

④鹿児島市寺山炭窯跡が豪雨の影響で埋没 R53

⑤ 中国広東省広州市の大仏寺南院プロジェクト建設地で唐から清代まで多くの遺構遺物を検出 R21 C

⑥三重県伊賀市の上野城跡で長屋門の周辺から戦国時代の土器が出土 R65 C

⑦京都市北野天満宮で鎌倉期に遡る神輿金具を発見 R108 C

⑧ ツタンカーメンの頭像が競売にかけられ6億4400万円で落札 R9

⑨ユネスコ世界遺産委員会が「ブルキナファソの鉄冶金遺跡群」(ブルキナファソ)、「バビロン」(イラク)の登録を発表 R272

10、Googleが、イスラム過激派組織ISISの手によって失われたイラクのモスルのライオン)像を3Dプリントで再現 R17

11、イスラエルのアシュケロンでペリシテ人の共同墓地を調査。DNAでルーツを探る R54 

12、長野県諏訪市のサンリツ服部美術館で本阿弥光悦作の赤楽茶碗を初公開 R15

13、和歌山県白浜町の南方熊楠記念館で貝標本を展示 R22

14、山形県米沢市の桐ノ木遺跡で古墳の周溝とみられる遺構を検出 R

3、世界遺産と足元の大事な活動

いかがだったでしょうか。

もっともリアクションが多かったのは、

ブルキナファソとバビロンの世界遺産登録の話題。

他にも多くの新しい世界遺産の話題で持ちきりでした。

現時点で200以上のリアクションということで、もしかしたら過去最高かもですね。

とはいえ、反応が少なくても重要な話題だったり、個人的にはすごく気になるニュースだったりするものがリアクションが少ないと力不足を感じてしまいます。

例えば自分の専門に近いということで個人的に注目度が高いものでいうと③の木製五輪塔、⑤の中国陶磁器、12の赤楽茶碗あたりでしょうか。

⑧のツタンカーメン像の競売の話だって、切り口によっては文化財が本来誰のものかという命題を考えされられる重大なニュースになります。

さらには、③の市民グループが自主的に遺跡を巡視することで、お役所に頼らない形で文化遺産の保存と活用が図られている例としてすごく貴重なものです。

この形を理想としながらできないでいる自治体が日本にどれだけあるでしょうか。

むしろこのようなニュースこそ多くの目に止まってほしい情報であると言えます。

ますます精進が必要ですね。

来週もまた素敵な話題をご紹介できるように。

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中世考古学が専門の行政内研究者。夢は晴耕雨読。歴史文化の価値が高まる社会の実現を目指す。仕事ポートフォリオ:自治体学芸員として【松島町歴史文化基本構想】考古学者として 【2018「中世」『宮城考古学』20】

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コメント4件

難しい事は分かりませんが、宮内庁が管理している歴代の天皇の墓の発掘調査は永遠にされないのでしょうか? 事実が判ると困るのでしょうか?
Donaさん!コメントありがとうございます!
天皇陵に限らず、発掘調査というのは一種の破壊行為なのでやらないに越したことはないんです。宮内庁も徐々に研究者の立ち入りは認めつつあるので、古墳の形や表土上に落ちている埴輪の分析だけでも色々わかってきてますので、長い目で期待したらいいかと思います。
破壊行為になるなら難しのでしょうね
でも 知りたい欲が益々湧いてきます
天皇陵とは言え、維持管理の為に最低限の整備をする必要があり、それに伴う調査が行われた例も直近でありますので、まだ希望はありますよ!
科学技術が進めば破壊しなくても情報を得ることができるようになるでしょうし、気長に楽しみましょう。
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