第483回 2019/8/20〜26の歴史ニュースまとめ

1、夏の終わりも

ミヤギの小中学校では今日から小中学校が始まりました。

昨日一昨日の夏休み最後の土日は子どもの宿題に追われたりしました。

夏の風物詩ですね。

さて今回もこの一週間でTLをにぎわした?歴史ニュースをご紹介していきます。

ヘッドラインの後にRとあるのは、私がリツイートした記事にいいねとリツイートがどれだけついたかを示しています。コメントを頂いた場合はCと記号を振っています。

2、今週も新たな発見がぞくぞくと

①京都府亀岡市の文化資料館で企画展「かめおかの狛犬」を開催。9月8日まで R54 C

②戊辰戦争で会津藩が使用した大砲が九州国立博物館で見つかる R73 C

③宮城県仙台市のメモリアル交流館で企画展「貞山堀より愛をこめて~震災から8年後のふるさと~」を開催。10月20日まで R26 C

④未公開の古写真に写っている人物の特定を福岡藩家老の末裔が公開依頼 R46

⑤「福井県坂井市の名産と百口城主の集い」が東京都内で開催 R18

⑥石川県小松市の国府シマ遺跡の調査。国司館跡か R43

⑦奈良県桜井市の茶臼山古墳で出土した木棺を橿原考古学研究所で初公開 R126

⑧富山県黒部市歴史民俗資料館で特別展「十二貫野用水-開削の記憶-」を開催。11月24日まで R18

⑨ドイツ南部バンベルク教区博物館が「白雪姫」のモデルと考えられている十八世紀の女性の墓石を発見 R91 C

10京都府亀岡市の余部遺跡で弥生~古墳時代の木製農具が出土 R82 C

11佐賀県多久市南多久町の牟田辺遺跡で獅噛獣面文帯金具が出土 R12

3、資料が世に出る経緯

いかがだったでしょうか。

もっともリアクションが多かったのは⑦の桜井茶臼山古墳出土の木棺の話題。

発掘調査から70年ものあいだ、公開されていなかった資料が初公開というのも驚きですが、

本来であれば陵墓指定(皇族のお墓であることを宮内庁が認定)されてしまって調査ができないであろう古墳の出土品ということで注目されているのでしょう。

次に反応が多かったのは10の弥生から古墳時代にかけての木製農具の話題。京都府亀岡市は①で狛犬の展示でも取り上げられており、いま情報発信に積極的に取り組んでいることがよくわかりますね。

そしてコメント欄でも色々議論が盛り上がった②の大砲の話題。記事によると

戊辰戦争で使用されて埋没、地域住民が発見して東京国立博物館蔵に、

その後一度会津で里帰り展示に供された、

という経緯までは紹介されていますが、

その後なぜ九州国立博物館に移動していたのかについては言及がありません。

重さ100キロもある大砲はなぜ会津に返されず、もっと遠い九州へと旅立ってしまったのでしょうか。

謎は尽きませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今週もホットな歴史の話題でフォロワーさんと盛り上がることができました。

ぜひ貴方の気になったニュースなどありましたら

コメント欄で教えてくださいね。


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