第538回 2019/10/15〜21の歴史ニュースまとめ
1、嵐がすぎて
台風19号が過ぎ去ってもう一週間になろうとしています。
各地で被害状況が次第に明らかになり、文化財の被害も報道に乗るようになってきました。
水没した民家から歴史的価値がある資料が捨てられてしまうのではないかという危惧もされるようになってきました。
ここが踏ん張りどきですね。
各地の文化財に関わる皆さん、頑張っていきましょう。
いまは大変でもきっと報われる時がくると信じて。
私自身も、自分にできることを精一杯やるだけです。
さて、いつものようにTLで見かけた歴史に関するニュースを集めました。
ヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
2、今週は大きな話題を読んだあのニュースも
①ツタンカーメンの馬車は天蓋付きだったことが判明 R18
②大阪城天守閣で『特別展 豊臣外交』を開催。11月17日まで R49
③駒澤大学禅文化歴史博物館で「家康を支えた一門 松平家忠とその時代 ~『家忠日記』と本光寺~」を開催。11/13(水)まで R70 C
④富山県高岡市で「寺院ミュージアムin高岡」を開催 R15
⑤帝京大学総合博物館で企画展「キャンパス遺跡発見伝古代多摩に生きたエミシの謎を追え」を開催。2020年1月14日(火)まで R19
⑥静岡県浜松市の浜松城跡で、前身の引間城の遺構を発見 R46
⑦佐賀県の佐賀城本丸歴史館で特別展「東京をつくった佐賀人たち」を開催。12月8日まで R27
⑧滋賀県野洲市辻町の銅鐸博物館で企画展「人と魚の歴史学」を開催。11月24日まで R46 C
⑨文化財も台風19号の被害。群馬県では富岡製糸場でも R48
10エジプトのルクソールで未盗掘の棺を20以上も新たに発見 R55
11 川崎市民ミュージアムでは台風被害が収蔵庫にも R71
12青森県南部町の聖寿寺城跡でウサギを模した金具が出土 R100
13京都府宇治市の平等院鳳凰堂の木材が1046年に伐採されたものだと判明 R76 C
14 ミッドウェー海戦で沈んだ旧日本軍の空母「加賀」を発見 R72 C
15佐賀県伊万里市の鍋原窯跡で近代の窯跡を発見 R27
ほんとはもう少しありましたが、多くなったので、次回でご紹介します。
3、昨日より明日の世界はきっとよくなっている
今回はすでに③の話題
14の話題
と二つも取り上げています。
しかも続報で「加賀」の姉妹艦である「赤城」も見つかったようですし、
しばらくは盛り上がりそうな話題です。
最もリアクションが多かったのは12の聖寿寺城の調査成果の話題で、次が13の平等院鳳凰堂の話題。
どちらも別稿で取り上げたい魅力的なネタですね。
特に今回はピンポイントで伐採年が判明したことで、
寺院創建年代との間に加工、乾燥などの工程を想定することができそうです。
また①と10のエジプト関連の話題も注目です。
博物館の開館に向けてどんどん新たな知見が発信されていくことでしょう。
きっと今週もワクワクするような歴史ニュースに出会えそうですね。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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