第545回 2019/10/22〜28の歴史ニュースまとめ

1、仲間が増えることはさいわい

いつもありがとうございます。

皆様のおかげで、Twitterフォロワー数が2000を超えました!

そろそろ念願だった、ミヤギ歴史オフ会も計画したいと思いますので

もしご興味をもっていただける方がいらっしゃいましたら、Twitterの方もたまに覗いていただけるとありがたいです。

さて、いつものようにTLで見かけた歴史に関するニュースを集めました。

ヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

2、展示会の秋

①徳島県徳島市の徳島城博物館で特別展「王手 将棋の日本史」を開催。11月24日まで R52

②富山県南砺市の城端別院善徳寺に残されている1万点余りの古文書の調査にNPO設立 R54

③弘前大人文社会科学部北日本考古学研究センターで1万点を超える石鏃など個人コレクションを調査した成果を公開。11月10日まで R54

④京都市金戒光明寺塔頭・西雲院で福島県会津若松市の会津高の生徒が剣舞を奉納 R54

⑤アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで世界最古の真珠を展示 R26

⑥沖縄県立博物館・美術館で企画展「沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー 歴史と今」を開催 R53

⑦三重県桑名市本町の桑名宗社で神宝の刀「村正」の特別公開 R23 C

⑧イタリアのポンペイで剣闘士を描いた鮮やかなフレスコがを発見 R17 C

⑨河南省安陽市にある洹北商城で鋳銅技術者一族の墓を発見 R44

10中国河南省洛陽市で二里頭夏都遺跡博物館が開館 R44

11京都府城陽市寺田大畔の水主神社東遺跡で、縄文時代晩期の木組み遺構を発見 R28

12京都府京丹後市古代の里資料館で細川ガラシャ隠棲伝承に関連した企画展。12月15日まで R25

13千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で、特集展示「よみがえる地域文化~岐路に立つ共同体(コミュニティ)のいま」を開催。11月4日まで R29

14青森県深浦町の円覚寺が所蔵する大量の古典籍について、弘前大学のプロジェクトチームが2017年から学術的な調査を実施 R18

3、個人コレクションの功罪

いかがだったでしょうか。

貴方の琴線に触れる話題もあったでしょうか。

秋ということで各地から展示会の紹介がなされていますね。

①は将棋の変遷にも関わる話。

これは別稿でいずれ掘り下げたいところですね。

⑥についても、縄文人や弥生時代人、さらには海民と呼ばれる一部の人については近代まで、この国について刺青がどのような文化として扱われてきたのは掘り下げたいところですね。

④は福島県会津若松市の高校生が修学旅行で京都に行った際に、幕末に結ばれた縁をつないでいるという記事でした。

次代を担う若者たちに過去から学び、明日への希望を抱いてくれることを願って止みません。

③についてはさすが弘前大学、関根達人先生だという記事。

万単位の個人コレクションを再整理し、その成果を展示会にするということです。まずもって気が遠くなるような作業がつづけられたことでしょう。

出土地がしっかり確認できるものを抜き出して展示へ、というところでは

やはり出土遺物が見えているからといって無闇に表面採集してはいけないということですよね。

どうしても、という時にはカードと一緒に保管するなどして

出土地点、採取日など必要事項がわかるようにすることが大事。

どんなに美術的に優れた遺物でも、出土地点がわからないの学術的はがくっと下がります。

なんだか今回は満遍なくリアクションをいただいたような結果でした。

次回までにまた刺激的な歴史ニュースにであえますように。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。


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