第427回 2019/6/25〜7/1の歴史ニュース
1、今週の歴史ニュース総まとめ
今週の話題といえばG20でしょうか。
開催地の大阪では交通規制によって様々な不便が生じたり、
Twitterがきっかけでトランプ大統領とキム総書記が会談したり
河野太郎氏がTwitterをフル活用していたり
タローを探せ。入門編。 pic.twitter.com/UQLmCtEodR
— 河野太郎 (@konotarogomame) June 29, 2019
歴史の話題もたくさんありましたので是非見てってください!
Rの後ろの数字はいいねとツイートを合計したもの、Cはコメントがあったことを示しています。
2、今週は14件のニュースに出会えました!
①京都の清水寺で洛陽三十三所の巡礼札を発見。京都文化博物館で8月25日まで展示 R54
②京都市南区の発掘調査で平重盛邸宅「小松殿」の一部とみられる遺構を発見 R67 C
③奈良県香芝市の国史跡平野塚穴山古墳で墳丘に貼石があったことが判明 R40
④福島県会津坂下町の高寺山遺跡で修法壇や、湧き水をためる堰(せき)とみられる遺構を発見 R57
⑤三好長慶が居城とした大阪府大東市、四條畷市の飯森城跡で石垣を発見
R25
⑥佐賀県佐賀市で江戸時代の船着場発見 R24 C
⑦ 静岡県牧之原市の勝間田小で出土品を見ながら郷土の歴史を学ぶ R46 C
⑧ フランスの法医学者がフランス王ルイ9世が壊血症だったことを特定 R100 C
⑨ 大分県宇佐市の小部遺跡でみつかった古墳前期の豪族居館跡を公開 R41
10 奈良県明日香村の飛鳥寺跡で創建当初とみられる風鐸を発見 R83
11 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡の博物館2022年10月の開館を目指して工事開始 R37 C
12 キプロス島東岸の町プロタラス沖の海底から古代ローマ時代の沈没船を発見 R23
13 京都国立博物館に所蔵されている「成相寺参詣曼荼羅」を最新の技術で複製 R36
14 愛知県陶磁美術館で企画展「インダス文明への道」を開催。8月18日まで R14
3、コメントやリツイートで考えたこと
今週のニュースの中でもっともリアクションが多かったのは⑧のルイ9世の話題。
遺体を切り分けて葬られたとされていますが、
その血も神聖視する風習と
我が国における遺骨信仰についてコメントを通じて色々考えさせられました。
これは別稿でまた考察してみようかと思います。
次に多かったのは明日香村の風鐸。
ニュースソースは報道発表ではなくて
研究所で出している紀要ということにちょっと驚かされました。
関西のメディアはレベルが高いということでしょうか。
コメントではなく、リツイートを通じて取り上げていただいた話題は13の曼荼羅図の複製について。
ホンモノの展示にこだわって資料を痛めてしまうよりも、今後は精密なレプリカを展示する方が多くなるのでしょう。技術が向上し、費用が減ったことで制作のハードルも下がっています。
これも賛否両論あることで、またの機会に触れたいところです。
そして個人的には14の愛知県陶磁美術館で企画されたインダス文明展がすごく見たい。
それこそ20年近く前の学生時代に一度行ったきりだから余計に思いますね。
さて、いかがだったでしょうか。
ぜひみなさんの気になったニュースなどありましたらコメントしてくださると嬉しいです。
次はどんな歴史ニュースに出会えるでしょうか。
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