第904回 2020/10/13〜19の歴史ニュース
1、秋深し
すっかり寒くなりましたね。
ミヤギでは晴れ間も多く日差しがさすときもあるのですが、
朝晩の寒さがこたえます。
皆様もどうぞお体気をつけて。
さて、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、発掘調査始まります!
①刃物製造会社が熊本県玉名市立歴史博物館と連携して名刀同田貫正国をかたどったペーパーナイフを製作 R18
②栃木県茂木町のふみの森もてぎで企画展「那珂川流域の縄文文化-縄文時代中期土器にみる地域性-」12月20日まで R9
③福島県南相馬市博物館の企画展「冥界へようこそ -仏画・幽霊画などからみた死生観-」11月29(日)まで R9
④鳥取県立公文書館が、スペイン風邪に関する当時の新聞記事をデータベース化し公開 R8
⑤青森県南部町で国史跡「聖寿寺館跡」で、柱を据えるための目印となる罫書線が刻まれた、礎石を発見 R7
⑥山梨県甲府市で武田家に関連する企画展示や講演会などが相次いで企画 R12
⑦岡山県岡山市の造山古墳の発掘調査開始 R15
⑧サントリー美術館で展示中の「新蔵人物語絵巻」が室町時代の同人誌だと話題に R5
⑨岐阜県高山市で県史跡「松倉城跡」の発掘調査 R4
⑩宮城県多賀城市の国特別史跡多賀城跡で平安時代の白磁碗出土 R16
3、クラファン挑戦してみたい
いかがだったでしょうか。
⑩の現地説明会は実際に足を運んで来ましたので、別稿でご紹介しています。
④の感染症の記録についても関連記事とともにまとめていました。
それ以外で言うと、⑥の武田信玄生誕500年の話題が気になりますね。
上杉謙信は1530年生まれ、織田信長は1534年、豊臣秀吉は1537年、徳川家康は1543年
ともう少しすると戦国武将生誕1500年が続きそうですね。
発掘調査成果でいうと、飛騨の松倉城にしても、
岡山の造山古墳にしても、
これから発掘調査、という段階で話題になるのは、それだけ注目されているということでしょうか。
南部の聖寿寺城は毎年何かしらの発見があり、報道を賑わせていますね。
都から遠く離れた地にあっても、中央の文化を取り入れ、最先端の技術を用いていたことが次々と明らかになっています。
そしてまたまた刀剣関係のクラウドファンディングは強い。
この記事を執筆時点で、1447人が賛同され、800万円以上もの寄付が集まっています。
先日もとあるお寺からお堂の塗装を塗り直したいという相談を受けたところで、
行政の補助金なんかあてにするより、クラウドファンディングやりましょうよ!
って言ってしまいましたが、本当にそう思います。
行政はどこまで言っても平等に、という命題を避けては通れないので
新型コロナ感染症の影響で生活に困っている層に手を差し伸べてこそですし、
税収の大幅減も想定されているので
なかなか補助を出して文化財の修理を、というのが認められる雰囲気はないのです。
全国に価値を発信して賛同を得られるような文化財はどんどんそちらにシフトしていくのがいいのではないかと思います。
じゃあ企画書作ってよ。
という返事をいただきました。
万万が一実現したら貴方も協力してくれますか?
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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