第388回 ちょっと閲覧注意

1、読書記録 61

今日はこの本をご紹介。

なんだ、歴史と関係ないじゃないか!

とご指摘があるかもしれませんが、

キレイな女性が好きなおっさんの戯言、ではなく本当に面白くてためになったのでオススメします。

もうこの時点でダメだ、という人はここまでで回れ右でお願いします。

2、成功の秘ケツは

著者の倉持さんはSNSで知名度を上げて成り上がったグラビアアイドルとして、度々ネットニュースなどでも取り上げられています。

実は私もTwitterを始めた頃に何気なくニュースに出ていたのを見てすぐにその仕事にかける情熱に魅了されたクチです。

本書でも裏話的に語られている、2017年11月の

「100万いいねプロジェクト」

もリアルで観察していてこっそり熱狂していました。

もちろん、その時の週刊プレイボーイもまだ持っています。

本書ではそこに至るまで、「セミ」のように9年もの間土の中に潜っていたと例えられるように下積み時代のエピソードが詰まっています。

そこで腐らず、どう努力したかが等身大の言葉で語られているので

素直に入ってくるというか。

顧客目線を意識するとか、チャンスを逃さないよう「バイト」して本業がおろそかにならないようにするとか、自分の頭で考えて試行錯誤するとか

どんな分野の夢追い人にも通じるようなテーマです。

本書全体を読んで感じたのは、倉持さんは

①言葉選びのセンスが優れている

②流行に対するアンテナをしっかり張っている

③徹底的なリサーチを行なっている

ということが読み取れました。

これはどんな発信をする人にも求められることなのではないでしょうか。

3、なぜベストを尽くさないのか

本書に後輩グラビアアイドルに対する言葉として使われるこのフレーズ

おそらく出典はこちらではないでしょうか。

こういう小ネタが入っていると、

この著者は私と同じようにこのコンテンツが好きなんだな

と気づくことができ、それがぐっと親近感を湧き起こすことになります。

もう何度も書いたような気がしますが

私が最も好きな漫画「JOJO」に

スタンド使いは惹かれ合う

という名言があります。

魂のあり方が似ている人にはどうしても惹かれてしまうのだと私なりに解釈しています。

結局私自身もオタク気質なんですよね。

歴史オタク。

考古学者の端くれだとか、自治体の文化財担当者だとか、学芸員だとか

世間体的にはそう説明しますが

歴史が好きな人と語り合う(オタトーク)するのが好きなだけ。

オタ仲間を増やしたいし、世間からもっと認められたいし、

なんなら歴史オタクの活動だけで食べて行けるようになりたい。

それが本心です。

そのためには、本書に描かれている倉持さんのように

歴史ファンが何を求めているか(顧客目線)

チャンスが来た時、掴んで離さないために身軽にしておくとか

世間でいま盛り上がっている歴史ネタに敏感になるだけでなく

最新の発信手法を学んだり、

時事ネタと歴史を絡めた発想をするためのアンテナを高くしておいたり

どのツイート・ノートが一番読まれてリアクションに繋がっているのかちゃんと分析したりとか。

そのような努力をして何を実現したいのか。

これもまだ模索中なのですが、端的に言うと

行政に頼らないで地域の歴史文化を守っていける枠組みを作りたい

ということです。

そのためには多くの仲間が必要だし、先進的な取り組みも知りたいし、まだ実現していない誰かのアイディアに触れてみたいし。

そのために今日も発信し続けます。




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