第448回 2019/7/16〜22の歴史ニュースまとめ

1、夏休みですね

子ども達が通信表をもらってきたので、もう夏休みだったことに気がつきました。

この一週間は大きな事件が相次ぎましたね。

参議院選挙については各所にまとめサイトがあるでしょうから特に深入りしませんが、若者の投票率の低迷が気になりますね。

ちょっと我が国の先行きが不安になりますが、

今日も今日とて自分にできることを淡々とやっていくしかないですね。

2、今週は企画展の情報多め

①福島県郡山市の大安場史跡公園で企画展「FUKUSHIMA前期古墳アラカルト」を開催。九月一日まで R16

② 富山県立山町の立山博物館で開催中の特別企画展「立山ふしぎ大発見!?」を開催 R32

③ 韓国国立完州文化財研究所が業務開始 R45

④イスラエル国ハイファの遺跡テル・シクモナで発見の集落は3000年前の染料生産工場か R68

⑤福島県川俣町の前田遺跡で木胎漆器が出土 R38 C

⑥岩手県釜石市の屋形遺跡が来年にも国指定史跡へ R102 C

⑦岩手県奥州市の胆沢城跡で歴史公園の開園に合わせてAR・VRの歴史体験アプリを実装 R21 C

⑧福井県丸岡城で寄付をポイント換算してランクごとに特典 R16

⑨択捉島で盛岡藩士らの墓を発見 R81 C

10奈良県吉野町で飛鳥・奈良時代の離宮とみられる遺構を発見 R13

11兵庫県洲本市の旧益習館庭園で特別展。9月16日までR14

3、ワークショップで議論した内容が計画に落とし込まれているのが幸せ

いかがだったでしょうか。

今回はちょっと集められたニュースは少ないですが、

⑥の釜石の縄文遺跡については100件以上のリアクションがありましたし、⑨の択捉島の話題はリツイートからこのまとめまでの間が短いにも関わらず81件もリアクションをいただきました。

一方で各所で夏休みに合わせて展示を企画し、ニュースも多いような気がしますが、

正直な感想としましてはリアクションが伸びなかったな、と。

夏季休暇で遠方に出かけるときにその土地のことを学べる資料館で企画展をやっていたらお得感ありませんかね。

私個人としては各地の資料館で工夫を凝らしてお客をもてなそうとしているのが伝わってくるような気がしています。

SNSを通じて遠隔地にいるコアなファンにも情報が届いてくれるように、報道発表もタイミングやインパクトを考慮しながら進めなくてはいけませんね。

さらには⑧の丸岡城の活用に関する話題は個人的には参考になる情報でした。

どんな界隈でも同じですが、特別感を味わうことのできるサービスってハマりますよね。

文化財も友の会とかファンクラブとかはありましたが、

結局は行政的な発想で終始してしまっているのではないでしょうか。

地域のボランティア養成としての位置付けなら許容範囲ですが。

全国のコアなファンに届けられる仕組みはどこも苦慮していることと思います。

また施策の内容もさておき、住民を巻き込んで話し合って真剣に検討している様が伝わってきたのがとても羨ましく感じました。

翻って我が町の状況を思い返してみると、あちらを立てればこちらが立たずみたいな板挟みで終わりそうな未来しか見えませんね。

行政にやらされている感をもっているうちは生産的な議論はできませんよね。

文化遺産を活用して町を活性化しようという取り組みがどれだけ真剣が問われているのではないでしょうか。

私のnoteを最後まで読んでくれる方はきっと歴史好きでしょうから、

ぜひ一緒に歴史を活かしたまちづくりについて、各地でどのような取り組みが行われていて、担い手である一般の方はどのようにお感じなのか、いろいろ教えてくださると嬉しいです。

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