第594回 2019/12/10〜16の歴史ニュース

1、視聴率なんて関係ない

昨日はNHK大河ドラマ「いだてん」の最終回でした。

まだご覧になっていない方がいらっしゃったら

偏見を捨て去っても見た方がいいですよ。

もう続きが見れないと思うと、気持ちが落ち込んでしまいます。

これが○○ロスってやつか…

それでも気を取り直して進んでいこうと思います。

さて、本日もフォロワーさんたちがTLに流してくれた

歴史ニュースをまとめました。

ヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、歴史の話題は尽きることなく

①豊臣秀吉が小田原征伐直後に関東足利氏」に送った書状を発見 R14

②青森県青森市郷土館で企画展「縄文遺跡群と県立郷土館-発掘調査の軌跡-」を開催。1月30日まで R19

③沖縄美ら島財団は6日、首里城火災で焼失した収蔵品393点の全ての資料名を公表 R25

④中国陝西省秦咸陽城遺跡で石製よろいの工房遺構を発見 R11

⑤毎日新聞の調査で戦争遺跡の全数調査を行ったのは6県のみであることが判明 R38 C

⑥中国四川省甘孜チベット族自治州炉霍県で今から10万年前のものとみられる石の手おのを発見 R19

⑦沖縄国際大学の宮城弘樹准教授らが沖縄県うるま市の平安座島東海岸に面する古墓の調査を実施 R19

⑧東京都の中央区立常盤小学校新館に「日本橋歴史アーカイブス」がオープン R16

⑨東京都の銀座三越で縄文時代の真珠を展示 R45 C

⑩ソウル市が北朝鮮・ロシアと共同で李舜臣関連遺跡発掘を推進 R11

11韓国慶尚北道慶山市瓦村面所月里の遺跡から6世紀の新羅の土地管理文書と推定される木簡が出土 R11

12埼玉県嵐山町の県立嵐山史跡の博物館で企画展「戦国大名は如何にして軍需を調達したか」を開催。2月16日まで R59 C

13中国河南省滎陽市の汪溝遺跡から出土した甕棺の中にあった頭蓋骨付着物などから、5000年以上前のカイコの絹の残留物を検出 R15

14エジプト国ギザでラムセス2世の胸像を新たに発見 R15

15インドネシア国スラウェシで発見された洞窟壁画が4万4000年近く前のものであると判明 R21

3、人を惹きつけるものとは

いかがだったでしょうか。

貴方の心に刺さった話題もありましたでしょうか。

リアクションが最も多かったのは12の埼玉県立嵐山史跡の博物館の企画展の話題。

軍需物資の調達、という玄人向けの展示内容が逆にコアなファンの支持を集めたのでしょうか。

やっぱり展示企画はどこをターゲットにするかで違ってきますよね。

漠然とみんなに支持されるような、というのは

逆に誰にもささらないということもあるかもしれません。

次に反応が多かったのは⑨の銀座三越で開催された催事で

縄文時代の真珠が展示されたという話題。

記事に明記はありませんが、おそらく福井県の鳥浜貝塚で出土した真珠かと思われます。

博物館同士の貸し借りはあっても

完全な民間商業施設の催事で出土遺物が展示されることってあまりありませんよね。

公共施設で、その場所を発掘した際に出土したモノを展示するなどはよく見かけますが。

相手が博物館でないと管理上の大変さはあるかもしれませんが

普段積極的に資料館に足を運ばないような層にアプローチできるのは魅力ですよね。

商業施設側に企画力のある人がいたのでしょうか。

このような活用事例がどんどん増えていくと文化財のあり方についても

より議論が深まっていくのではないかと期待してしまいます。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

今週もきっと素敵な歴史ニュースに出会えますように。


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