第978回 2020/12/22〜2021/1/4の歴史ニュース

1、久しぶりの通常運転

暦通りの勤務である我が職場も本日から通常営業。

一週間からになったオフィスは冷え切っていて暖房が効き始めるまで相当時間がかかりました。

さて、年末年始を挟んで2週間ぶりの通常運転の歴史ニュースまとめです。

今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①1872(明治五)年創業の「虎ノ門 大坂屋 砂場」が曳家工事開始 R5

②京都市左京区の聖護院川原町遺跡で平安後期の土器に、「古今和歌集」収録の一首とみられる墨書を発見 R13 C

③岩手県平泉町で中尊寺金色堂の補修が完了 R7

④岐阜県山県市の大桑城跡で城門とされる場所から高さ2メートルの巨石などを使った石垣跡を確認 R11

⑤岐阜県瑞浪市の明白寺が所蔵する武田信玄の肖像画を12月26日限定公開 R6

⑥福山藩主阿部正弘の印章3点を新たに発見 R9 C

⑦中国浙江省余姚市の施嶴遺跡で6000年前の大規模な稲田跡を発見 R10

⑧徳島県石井町の童学寺で、火災で失われた本尊の光背製作費をクラウドファンディングで R4

⑨秋田県にかほ市で江戸時代の「疫病神わび証文」を復元、展示へ R5

⑩2020年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関わりの深い埼玉県比企地域で推進協議会が設立 R7

3、やっぱり大河ドラマ

いかがだったでしょうか。

TLで話題になっていたのは②の墨書土器の話題でしょうか。

一文字や単語のみしか読み取れない墨書土器が多い中で、

和歌がしっかりと特定できるほどの情報量があるのは僥倖ですね。

そしてNHK大河ドラマ関連の話題が多かったのが特徴です。

現在放映中の「麒麟がくる」に関連して、

劇中の序盤で出身地として過ごした美濃国、その守護家である土岐氏の力を窺い知ることができるような④の話題。

大河の舞台になった年だから、1日だけ限定公開するという⑤の話題。

そしてもう来年の大河とのタイアップをするために協議会を立ち上げたという⑩の話題。

確かに比企氏は鎌倉幕府創建時には重要なポジションを占めますが

敗者として敗れたこともあり、あまり光が当たっていないところかもしれません。

感染症の拡大抑止がどうなるか、見通せない状況ですが

これをきっかけに近隣市町と連携する体制ができることは素晴らしいことです。

ブームの一過性で終わらせないような仕組みづくりができるといいですね。

個人的には我が町と夫婦町であるにかほ市の話題、⑨も掘り下げたいところです。

いつの時代も疫病という目に見えないものを恐れて、

神仏でもなんでも頼りたくなるのが人情というもの。

アマビエブームに便乗して盛り上がった現代人と同様に

当時の人々の中でも、本当に疫病退散に実効性があるとは思わなくても

縁起がよくて、共通の話題になるような「なにか」が欲しかったのではないかと思います。

貴方はどんなニュースが気になりましたか?

もしよろしかったらコメントなどで教えてください。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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