第1078回 2021/4/20〜26の歴史ニュース
1、二度目のステイホーム黄金週間
4月もあっという間に半ばを過ぎ、もはやGWも直前、と言ったところでしょうか。
宮城県では連休中の天気は雨模様が予想されていますし、
必然的にステイホームになりそうな予感ですが、
新年度始まってようやく一息つけるかな、と休みを待ち遠しく思っていたりします。
さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、中国の発掘調査の話題が続く
①三重県伊賀市で「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」を開設 R9
②中国広東省金蘭寺遺跡で新石器時代後期から戦国時代にかけての墓32基を発見 R3
③宗像大社の大宮寺家の子孫の家から新資料を発見 R10
④中国四川省広東市三星堆遺跡の名を使った商標登録を申請する企業が相次ぐ R3 C
⑤正倉院に残る8世紀の筆が実用に耐えられる構造だったことを立証 R10
⑥中国陝西省西咸新区の大堡子墓地で前漢時代初期の高位者の墓を発見 R8
⑦中国河北省衡水市の京杭大運河で唐代の井戸を発見 R14
3、広がっていく好奇心
いかがだったでしょうか。
偶然私のTLで目に止まった中国の発掘調査成果の話題が3件もありました。
さらには三星堆遺跡が勝手に商標登録されてしまう、という話題。
世界レベルで名のしれた遺跡ならではですね。
日本でも同様の例はあるのでしょうか。
軽くGoogle検索したレベルでは見当たりませんでしたので
詳しい方がいらっしゃったらご教授ください。
悪意ある第三者に勝手に登録されないように、あらかじめ商標登録しておいて
独占はしませんよ、という例もあるようですので
自治体が遺跡名を商標登録しておく、ということもいずれ必要になるかもしれませんね。
⑤の筆については、逆に今まで「観賞用」と判断して、実際に復元品を試してみるということをしていなかったことに驚きですね。
なんでも先入観に囚われず挑戦してみる必要がありますね。
そして⑥の話題。
大型陶倉は横約1メートル、高さ約0・8メートルで、内には凝固して塊状になった大量の粟が入っていた。
陶器でできた倉の模型に本物の粟が納められていたというもの。
これも勝手な思い込みでしたが、
あの世でも変わらぬ生活を、という思いがこめられた副葬品はあくまでも明器で、実際に供物が納められていたとは思っていませんでした。
日本の古墳でも供献のための器が副葬品としてありますが、
これらには本物の供物が載っていたということになるのでしょうか。
日本の酸性土壌のせいで実物として穀物の痕跡が見つかっていることはないにしても。
ネズミなどに狙われなかったのでしょうか。
まだまだ新鮮な発見は数多くありますね。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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