第1122回 2021/6/22〜28の歴史ニュース

1、モチベーションはこんなところで

今日は庁舎内ですれ違った方に

広報誌に連載している記事読んでるよ!

と言われてほくほくしている私です。

Twitterのフォロワーさんも私が紹介した石碑を見にいってくれたようで

いいことも重なるものですね。

さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。


2、今回は全て日本国内の話題

①大分県日出町で初代日出藩主・木下延俊の四男・延由が所持していた小太刀を新たに発見 R9

②富山県富山市科学館で国内外の各地から集められた、色とりどりの砂を楽しむことができる展示会を開催。7月11日まで R4

③福井県勝山市の袋田遺跡で十五〜十六世紀の鍛冶関連遺構を発見 R3

④東京・足立区の自動車整備工場の建て替え工事現場で旧日本軍の「高射砲」を発見 R8 C

⑤佐賀県吉野ヶ里町の西ノ田遺跡で「則天文字」を墨書した土器が出土 R9

⑥石川県小松市立博物館で博物館、美術館、埋蔵文化財センターの所蔵品の中から不思議な資料を集めた企画展「なにこれの小部屋」を開催。6月27日まで R44

⑦青森県弘前市の弘前城大改修が折り返し地点に R6

⑧岡山県笠岡市の津雲貝塚の縄文人骨にサメによる人間襲撃を示す最古の直接的な証拠を発見 R5


3、学芸員のモノ語り

いかがだったでしょうか。

インパクトといえばまずは⑧の話題。

小学生向けの出前講座で貝塚から出土した食物残滓に

クジラやサメがあることを紹介すると驚きますが

まさかサメと格闘して命を落とした人骨まで見つかるとは

次に子どもたちの前で話するのが楽しみです。

⑥の話題も「若手学芸員」の発想から生まれた斬新な切り口の展示会、

という点で注目です。

もうアラフォーなので「若手」と自信持っていうことはできませんが

私自身も近隣の自治体の担当者たちといろいろな企画をしてみたいものです。

②の砂の展示会も「学芸員個人が」各地で収集してきた

というところがミソですね。

展示解説会などで、採集した地域の特徴や思い出話なんかも聞けると

楽しそうですね。

考古学だと、発掘調査に自ら携わった遺跡であれば

エピソードトークなんかもできるでしょうか。

それを面白おかしく話す技術も身につけたいものです。

ちなみに明日もまた一つ展示を行っていきますので

TwitterやFacebookを通じて報告できれば、と思います。

本当はもっと練った展示解説をしたいとことですが

やはり時間に追われて十分な下調べができなかったきらいはありますが

資料自体は一級のものですので、ぜひご期待ください。

記事とは関係ありませんが、今日視察にいった先で

整備されたばかりの名勝地が

10年後、20年後にどんな景観になっているのか

そんな話をしました。

景気の悪い話ばかりですが、将来に楽しみができるのはいいことです。

読者の皆様にもどうか、少し先の楽しみができて

前向きになれる日々が訪れますように。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。





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