第1484回 2024/7/1〜10の歴史ニュース

1、暑い梅雨

梅雨も終わる頃になって、ようやく今週はまとまった雨が続いています。

暑さも少しはやわらぎましたが、湿度が高いので不快指数は高いまま。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①京都府宇治の平等院で重要文化財の観音堂の修理 R6 C

②青森県南部町の隅ノ観音堂で江戸時代の「千匹絵馬」を確認 R3

③アメリカのバージニア州でジョージワシントンの邸宅跡から瓶詰めチェリー酒を発見 R2

④宮城県仙台市の仙台城跡の石垣修復進む R19 C

⑤茨城県古河市の古河歴史博物館で企画展「古河の花押コレクション」を開催。6月30日まで R5

⑥文化財の燻蒸ガス、販売終了の危機 R17

⑦長野県原村の久保地尾根遺跡で謎の鉄棒が出土 R6

⑧静岡県沼津市の高尾山古墳が国の史跡指定 R15

⑨福岡県福岡市の国指定史跡福岡城跡で復元計画が見直しか R1

⑩島根県雲南市の旧家の土蔵で第量のお札を発見 R8 C


3、お酒と行政

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

本日のニュースの中から3つ選ぶとすれば、まずは③。

なんと250年前の瓶詰めの液体が見つかったという衝撃。

古酒として時間が経てば経つほど価値が高まるお酒も少なくありませんが

シェリー酒はどうなんでしょうね。

私だったら流石に250年ものは口をつける勇気はありませんね。

次に挙げるとすれば⑨。

行政では大きな事業を進めるために、計画を作ります。

コンサルにサポートを頼んで(時に丸投げすることも?)

お金がかかっても、作ることが義務付けられていたりするとやらざるをえません。

そして往々にして計画通りにいかないもの。

一番は学術的に耐えうる復元ができるか、ということ。

市民は天守閣などシンボルとしての建造物を復元することを望みますが

地下遺構の保存のためや、資料不足で復元デザインが確定できない、などで

「復元」としてしまうのが難しい場面はどこでもあります。

どう折り合いをつけていくのが行政職員の腕の見せ所ですね。

最後は⑩の話題。

我が家にも小さいながら神棚を置いているので、地元の神社からお札をもらって安置しています。

毎年更新で、どんと祭とよばれる旧正月のお焚き上げで古いものを燃やしてもらっていますので、

お札を溜め込む、という発想はありませんでした。

そんな時に我が町の旧家にもお札がある程度の数残っていることがわかりました。

古武峰という栃木県のお寺に代参(地域を代表して参詣すること)した方が近所に配る、というストックだったのかな、と思っておりましたが

実は毎年ためてコレクションしていたのかもしれない、と考え直しました。

ニュースからの学びも多いですね。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

ぜひ感想などコメントいただけると幸いです。


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