第1195回 2021/10/5〜11の歴史ニュース

1、10月なのにこの気温

今日はミヤギでも夏のような暑さでしたが、明日からはまた10度以上気温が下がってしまうようです。

涼しくなるのは歓迎ですが、この乱降下はちょっと体によくなさそうですね。

どうぞ皆様もご自愛ください。

さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①ベルギーの首都ブリュッセルでは、医師が患者に「美術館や博物館への無料入場」を処方する試験的なプロジェクト R17

②群馬県が「埴輪王国」をキャッチフレーズに R16 C

③1927年に島根県松江市沖で沈没した駆逐艦「蕨」を水中ドローンで撮影成功 R9

④滋賀県立琵琶湖博物館で湖底の地層にできる 堆積たいせき 物のしま模様「 年縞ねんこう 」を紹介する展示。11月14日まで R27

⑤東京・六本木の「21_21 DESIGN SIGHT」で「ルール?展」を開催 R6 C

⑥南アジアの古代遺跡から略奪された文化財が、タックスヘイブン(租税回避地)の信託の管理下に? R6

⑦栃木県足利氏の足利学校で書物の虫干し作業 R25

⑧奈良県奈良市の国史跡「頭塔」が、隣接するホテルの取り壊しで周辺の道路から見られるようになり、注目を集める R

⑨英女王エリザベス1世の顧問、ジョン・ディーが16世紀に使用していた「霊視鏡」はアステカ文化の産物であったことが、新たな研究で明らかに R7

⑩エルサレムで行われている考古学の発掘調査で、王族の邸宅跡から2700年前のトイレを発見 R8 C

3、癒しを求めて

いかがだったでしょうか。

貴方の気になる話題もありましたでしょうか。

①の話題はぜひ日本でも取り入れて欲しいところです。

日々のストレスから心を痛めてしまった方にこそ

博物館ですごす時間はきっと救いになる、そう考えるととても嬉しいです。

図書館もそうですが、公共の文化施設とはかくあるべし、といった感がありますね。

誰でも受け入れる代わりに、居合わせた人同士も干渉しすぎない。

思い思いの楽しみ方、過ごし方、対象との向き合い方をしても許される空間。

そんな場所でありたいです。

②で群馬が「埴輪王国」という表現を使ったことに触発されて、

「我が地域は〇〇王国だ」というお国自慢、地域を見直すきっかけになるような動きが広まっていくといいですね。

言ったもん勝ち、という側面もありますしね。

⑩の話題に登場するトイレ遺構は日本の遺跡でも見つかっていますが

古代の役所や中世の館跡のトイレ、つまり公衆トイレ・共用トイレが中心で

個人専用トイレというのは寡聞にして知りません。

近世の古民家でも屋外にトイレがありますので、

自分の机の隣にトイレを持つ

というようなことはなかったのかもしれません。

そういえば我らがお館様、伊達政宗は広い厠で思案をしたり、手紙を書いたりと二時間くらい篭っていたとも伝えられているので

あながち「机の隣にトイレ」に近かったのかもしれませんね。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。







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