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第1480回 大シルクロード展に行ってきた

1、ギリギリまで行くか迷っていたけれど

先日、東北歴史博物館で開催されていた

「大シルクロード展」に行ってきました。


大盛況であることは聞いていましたし、もう終了間際(6月9日まで)ということもあり、大混雑を覚悟していました。

平日の夕方、ということもありそれほどでもない、という印象でした。

写真撮影可、ということでしたので、撮影してきたものをいくつかご紹介しながらレビューをしていこうと思います。

2、見どころいっぱい

まずはこちら。


北周(580)の史君墓石堂 模造品

西安で発掘されたソグド人のお墓から見つかったもの、ということで

中国らしさと、中央アジア風のミックスな感じがいいですよね。

瓦の紋様なんかは日本の寺院を見慣れた我々にも馴染み深いですが、扉を守る神兵みたいな彫像は

仏のようでもあり、東南アジア味もありますね。

そして額縁のように文字が刻まれた部分がありますが、漢文ではなくソグド語も記されているようです。

続いて面白かったのは


唐(685) 通行証発給に関わる調書残片

実は帽子に再利用されていた紙だというこちら。

日本だと襖の下張から出てくる古文書みたいなものですね。

紙が貴重だったことがよくわかります。

続いてはまた瓦で恐縮ですが


吐蕃(7-9世紀) 羽人文瓦当

鳥人間なんですが、天使みたいに見えるから日本にあったらキリシタン関係遺物でないか!?って言われそう。

そして一番目を惹かれたのはこちら。


北斉(562)蓮弁文尊

ハスの花のモチーフは日本にも仏教関係遺物に多くみられますが、ハスの花弁を立体的に造形して、貼り付けちゃおうというのは

意表を突かれた表現ですね。日本ではまずお目にかかれません。

貼り付けといえば龍や象が付いている壺も。


南宋(12-13世紀) 龍文瓶



金(12-13世紀)盤

こちらは写真では魅力を伝えられませんが「月白釉」というなんともいえない淡いうわぐすりの色合いがとっても素敵でした。

やっぱり陶磁器がすきだなぁ。

3、やっぱり世界史はいい

いかがだったでしょうか。

シルクロードってほんと日本人の心を惹きますよね。

そう言えば会場にはご高齢の方が多かったように思いますが、シルクロードに惹かれる年代もあるのでしょうか?

若い人達の意識はどうなんでしょうね。

エジプトとかメソポタミア文明、南米や東南アジア、ローマやギリシャ。世界史好きの人はどこにだって惹かれるものなのです。

みなさまはどの地域が好きです?

ちなみに私はやっぱり三国志の中国ですかね!

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m






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