第751回 2020/5/5〜18の歴史ニュース
1、隔週の月曜日はTLで見かけたニュースをご紹介
ステイホームのGWが終わり、
自粛も緩和の方向に向かって、ようやく明るい兆しが見え始めましたね。
すぐには元どおりの暮らしが返ってくる、というのは難しいかもしれませんが
出口からの光が差し込んでいる、ということは大事ですよね。
さて、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、なぜか中国の発掘調査成果が多い
①中国浙江省文物考古研究所が湖州市長興県の碧岩土墩墓葬群で前漢時代の「独木棺」を発見 R11
②中国四川省綿陽市の北川チャン族自治県文物管理局は桂渓鎮彭家村洞子坪にある大型鍾乳洞で、火薬の主原料となる硝石の製錬遺跡を発見 R22 C
③中国四川省成都市の成都文物考古研究院は金堂県で後漢時代後期から六朝時代(2~6世紀)にかけての崖墓219基を発見 R7
④台湾の故宮博物館で日本のゲームFGOに関連する特別キャンペーンを実施 R17 C
⑤中国四川省眉山市彭山区江口沈銀遺跡で、金銀器を中心とする1万点余りの遺物が出土したと発表 R
⑥京都市上京区の旧相国寺境内にある上御霊遺跡で、戦国時代(16世紀中ごろ)の大規模な礎石建物跡を検出 R28
⑦雷で吹き飛んだしゃちほこが約三十メートル離れた城山で発見 R29
⑧釧路川の河口付近で明治から戦後にかけて運航していた渡し船の乗船券を発見 R24 C
⑨インターポール(国際刑事警察機構)は大規模な国際捜査によって1万9000点以上の盗難文化財を押収したことを発表 R16 C
⑩八戸市博物館で疫病避けの「鍾馗」の絵をネットで紹介 R29
3、嬉しい話題はもっと欲しい
いかがだったでしょうか。
外出自粛が続く中で、北海道博物館が呼び掛けたおうちミュージアムの企画が各地でありましたね。
我が家でも子ども達の反応を見ながら色々試してみました。
国立科学博物館内をVRで歩き回ったり
展示品にちなんだ塗り絵や折り紙は色々ありましたね。
逆にここまでたくさん企画があると差別化が難しい、というのはありますが。
疫病はこれまでの歴史上でもなんども人々を苦しめ
そのたびに神仏に願いを込めて様々な文化を生み出してきました。
⑩の話題のように、各地の博物館で所蔵する疫病退散に関わる文物をどんどん発信してくれれば
みんなの力でコロナも跳ね返せそうな気がしませんか?
わがミヤギでも現代に蘇ったお館さまがみんなの代わりに休館中の仙台市博物館を見学して紹介する動画を公開してくれました。
ようやく明日から博物館は再開する予定です!
次回の連載ではもっと明るい話題をお届けできると嬉しいですね。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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