第518回 2019/9/24〜30の歴史ニュースまとめ
1、今年も残すところあと3ヶ月
ついに9月も終わりです。
4月からの年度で言っても半年が過ぎました。
振り返ってみるとあっという間な気もしますね。
特に秋は時間の流れがはやい気がします。
さて、いつものようにTLで見かけた歴史に関するニュースを集めました。
ヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
2、今回は16件のニュースに出会いました
① 2020年開館予定の大エジプト博物館の全容を公開 R17 C
②広島県福山市の福山城博物館で「国宝 久能山東照宮-徳川家康と歴代将軍ゆかりの名宝」展開催。11月17日まで R88 ニュースはリンク切れ 別サイトを参照
③ 大阪府大阪市の大阪歴史博物館で特別展『新発見! なにわの考古学2019』を開催。2020年1月6日まで R15
④ 埼玉県小川町大塚の割烹旅館「二葉」に山岡鉄舟の書を常設で展示 R29 C
⑤福島県浪江町の鹿屋敷遺跡で現地説明会。古墳時代の集落跡 R38 C
⑥ 石川県野々市市の郷土資料館で企画展「石川中央都市圏考古資料展 中世編 祈りと信仰」を開催。10月14日まで R4
⑦ 長野県小川村郷土資料館で藩に対抗する農村の文書を展示 R48 C
⑧兵庫県丹波篠山市の口阪本遺跡から発見した弥生時代の石器を土地の所有者が教育委員会に持ち込み R52
⑨山本覚馬の建白書が防衛省内に保管されていることが判明 R38
10 長崎県庁跡地で見つかったキリシタン関連の遺構をカトリック長崎大司教区の高見大司教などでつくる市民団体が、長崎県議会に「徹底的な発掘調査の必要性」を訴え R44
11 奈良県橿原市の本薬師寺跡で南大門跡を確認 R19
12 福岡県福岡市博物館で「侍展」R21
13 愛知県の名古屋城の木造化が大幅に遅れることが判明 R16
14 山梨県韮山市の武田八幡宮で本堂屋根の修理が竣工 R29
15 中国山西省太原市の建設現場で唐代の墓から壁画を発見 R36
16 宮城県白石市の白石城跡で城泊を開始 R10 C
3、本質と発信
今回もっともリアクションが多かったのは②の福山城博物館の企画展の話題です。
ニュースがリンク切れしてしまったので代わりに公式HPのリンクを貼っておきましたが、やはり継続的に情報発信するのは大事ですね。
個人的には16の城泊の話題が一番気になりました。
場所が近くで、何度もいったことがあるということもあり、
思ってたんと違う…
という気持ちもあり。
白石城は伊達政宗の側近だった片倉小十郎の城として知られ、
幕末には奥羽越列藩同盟の結成につながる会議が開かれた場所としても名高い所です。
残念ながら明治期に徹底的に破壊され、
1997年に復元されたもので、特に文化財指定などは受けていないというものです。
いわゆる復興天守というものに分類されるかと思います。
でも畳を敷いてその上にベットを置くのはなんか違う気がするんですよね。
本物じゃなくてもホンモノの体験に近づけようとする努力を怠っては
目の肥えたお客様には敬遠されてしまうのではないでしょうか。
13の名古屋城の話題も暗雲が立ち込めてきましたね。
首長の政治力で正論もねじ伏せられた昭和の時代は遠くなったという感じでしょうか。
観光振興のために文化財の本質的な価値を失っては元も子もない。
そんな正論をもって諫言できる人はいなかったのでしょうか。
庶民が政治に振り回されるのはいつの時代も同じ。
どう決着するかまだ目が離せませんね。
今回も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
もし気になった話題などありましたらコメントをお寄せください!
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