第1073回 2021/4/13〜4/19の歴史ニュース

1、そんな週もあるかな

なんだか今週は消耗していて、意欲にかけた一週間でした。

さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①松前藩家老の子孫が松前町の資料館に伝来の脇差を寄贈 R14

②岐阜県高山市の飛騨千光寺で「両面宿儺」を特別公開 R8 C

③愛知県名古屋市の高蔵1号墳出土の鉄製の大刀を再調査し、銀装飾が施されていることを明らかに R14

④千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で特集展示「アイヌ文化へのまなざし-N.G.マンローの写真コレクションを中心に-」を開催。5月9日まで R2

⑤京都高山寺所蔵の明恵上人坐像の内部に巻物が R11

⑥京都府井手町の井手寺隣接地に五重塔の基礎を発見 R5

⑦和歌山県田辺市龍神村湯ノ又の河原で地元の小学生2人が、近世の錫杖の一部を発見 R21 C

⑧山梨県甲府市の甲府城跡の石垣に落書きが多数見つかる R1

⑨エジプトで3400年前のアメンホテプ3世が築いた都市の痕跡を発見 R8

⑩中国陝西省の大堡子墓地で前漢時代の銅鏡80枚余りが出土 R6

3、オトナと子ども

今回はエジプトに中国と海外の話題もありました。

また先週取り上げた沖縄に関する企画展示を行っている国立歴史民俗博物館は、同時にアイヌに関する展示も行っているとのこと。

日本列島の南と北の境界に目を向けさせる、意欲的な展示なのでしょう。

せっかくならオリンピック開催時期と合わせて、外国人観光客向けに多様な日本を見せることがあってもよかったのかも知れませんね。

そして⑦の話題。

場所が場所だったとは言え、小学生が新聞ネタになるような大発見をした、というのは羨ましいですね。

これをきっかけに歴史や文化財に興味を持ってくれるようになるといいですね。

競合してもしょうがないのですが、業界に若い人が入ってこないと衰退してくのは世の常ですからね。

そして石垣への落書き事件。

書いている内容も幼稚に見えますが、

そんないたずらをしたらどうなるかも想像できないような子どもなのでしょう。

文化財を守るために、どれだけ大の大人が四苦八苦しているかなんて

考えたこともないのでしょうか。

まあ「千手札お断り」の張り紙の上に千社札が貼られた神社もみたことがありますので、大人もあまり変わらないかも知れません。

自分の行動がどのような影響を及ぼすものなのか、

自戒をこめて肝に銘じておきたいところですね。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。











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