第343回 2019/4/2〜8の歴史ニュースピックアップ
1、今週の歴史ニュース総まとめ
新元号の発表で万葉集や太宰府が脚光を浴びた今週も国内外から歴史に関するニュースが伝えられました。
このコーナーではTLに流れてくる歴史に関するニュースのうち、独断と偏見で気になるものを選んでご紹介します。
Twitter上でリアクションがあった数と、コメントがついたかどうかもリンクの後ろに表記しています。
2、18件の話題をご紹介
①沖縄県うるま市で勝連城主の阿麻和利を題材とした大河ドラマの招致実行委員会を立ち上げ 沖縄タイムスR44 C
②京都市の商家で大正期に供された婚礼メニューを復元 京都新聞(リンク切れ) R64 C
③沖縄県那覇市の玉陵で御清明という祭祀を琉球王国の直径子孫が祭主となって実施 琉球新報R10
④新たな元号の6つの原案が明らかに 産経新聞R16 C
⑤長崎県平戸市の三浦按針墓地の出土人骨を鑑定。西欧人男性と断定 長崎新聞社R35
⑥福岡県太宰府市では新元号の出典にゆかりの地で観光客増加 読売新聞R36
⑦福井県福井市郷土歴史博物館で徳川家と越前松平家の関係を紹介する企画展を開催。5月19日 北陸・信越観光ナビR50
⑧京都府大山崎町で埋蔵文化財の出土品を旧バス車庫に保管 京都新聞R72 C
⑨広島県三原市の米山寺で昨年の西日本豪雨で被災した小早川家墓所の修復費用にクラウドファンディングを検討 毎日新聞R53
10 新潟県阿賀町の護徳寺観音堂の屋根部材に記された墨書を町郷土資料館で展示 北陸・信越観光ナビR30 C
11 福井県福井市の一乗谷朝倉市遺跡の復元町並で時代衣装姿の出迎えと着付体験が終了 福井新聞R31
12 奈良県の興福寺と春日大社は合同で藤原不比等の1300年忌法要を5月3日に行うと発表 産経新聞R13
13 青森県青森市に三内丸山遺跡センターがオープン デーリー東北 R33 C
14 熊本県宇土市の武家屋敷、旧高月邸が熊本地震からの復旧工事を終え公開開始 熊本日日新聞 R51
15 栃木県壬生町歴史民俗資料館の元館長らが「シリーズ藩物語・壬生藩」を出版 産経新聞 R34
16 イラク南部で紀元前6世紀に新バビロニア王ナボニドゥスが送った世界最古の別れの手紙を発見 TRTネット R13
17 中国南部、貴州省桐梓県の洞窟から約20万年前のヒトの歯を発見 National geographic R13
18 佐賀県佐賀市の佐賀城本丸歴史館に屋外展示されているアームストロング砲がリニューアル 佐賀新聞 R34 C
3、ニュースをどう分析するか
いかがだったでしょうか。
今週は海外から2件、沖縄で2件、近畿3件、九州で4件、北陸で3件と東北、関東、中国で各1件という結果でした。
地域的偏りに着目してみるのも面白いかもしれません。
ちゃんと集計していませんが、発信がうまいというか積極的かどうかは地域差があるような気もしています。
リアクション数でいうと、⑧の大山崎町のニュースが最も多い結果に。出土文化財の保管という目立たない課題に対して予想以上に関心を持ってくれたことが嬉しいです。
私のフォロワーさんが玄人寄りの歴史好きということかもしれません。
一見華やかな展示会の裏で課題に直面している資料が少なくないということを課題だと認識してくれるというか、共感してくれるというか。
そう、おかげさまでTwitterのフォロワーさんが1000人になりました。こんなにも多くの方と歴史のニュースを共有して、時には意見交換して、知らないことを教えていただくことができることはとても幸せなことです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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