第184回 心がくさくさした時にこそ偉人に学ぼう
1、天下人に並ぶ政宗公
戦国ちょっといい話・悪い話まとめというサイトが好きで、前からちょくちょく見ていました。
最近、管理人さんのTwitter(@1059kanri)を見つけてフォローしていたのですが、
心が落ち込んだ時には伊達政宗の逸話を読むと良い、とは古来より云われた所
という言葉を見て、我が意を得たり!と叫びたくなるほど同意したので、その想いをnoteにしました。
ちなみに上記サイトで政宗公には本日(2018/10/30)時点で333ものエピソードがあります!
これは徳川家康552件、豊臣秀吉358件に次ぎ、織田信長228件を上回っているんです。
天下人に並ぶ個性と人気を誇っていると言っても過言はないでしょう。
2、政宗だからしょうがない
どれも面白いエピソードですが、二つだけに絞って紹介したいと思います。かなり端折っているので気になった方は是非、元サイトで探してみてください。
能にも造詣が深い政宗公、あるとき江戸で勧進能を見に行くとなんと既に終わっていました。
自分が遅れてきたのに無理やり再開させようと、役者を呼び戻し、観客を呼び込むため
に酒や肴を大盤振る舞い。
興が乗ってきた政宗公は大量の銭を投げさせたので、桟敷は地獄絵図のごとく大混乱したということでした。
細川忠興公が息子宛の書簡に「信じられない話だが事実だ」と書き残しているとか。
幕府も政宗公だからしょうがないと不問に付したとか。
またある時、藤堂高虎に「あなたの脇差はやはり正宗ですか」と聞かれた政宗公は、持って
いないのにそうだと答えてしまいます。
慌てて伊達家が所蔵する正宗の刀を脇差に作り直すよう命じます。
天下の名刀を切って短くしようとするのだから家臣も刀鍛冶も諫めますが、全く聞こうとしません。
刀鍛冶は長い髪を切ることを詠んだ在原業平の歌から「振分髪」という銘を付けたと言われています。
流石の政宗公も感じ入ったとか。
和歌や茶道、香道にも造詣が深く、客人をもてなす料理にも一家言を有する政宗公。その神髄は自分が徹底的に楽しむことにあるのではないでしょうか。
3、破天荒な生き様が人々を魅了する
政宗公の生い立ちを簡単に振り返ってみると、東北地方屈指の大名家の跡取りとして生まれるも、幼少期に病で片目を失います。
3代続いた親子の相克を繰り返さないようにと若くして隠居した父を目の前で失い、
幾たびもの激戦を得て、歴代最大の版図をえたと思えば、天下人に従うことで大半を失います。
その後も権力闘争に巻き込まれながらなんとかお家を守り、平和な時代を迎えます。
波乱万丈の人生ですが、破天荒なエピソードの多くは平和な時代の中で記録されています。
現代でいうとホリエモンさんやキングコングの西野さんのような、生き方で人々を魅了するようなカリスマ性を持っているイメージでしょうか。
偉人の生き方を学ぶと、自分の悩みがちっぽけに思えてくるのも歴史の魅力の一つだと思います。
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