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Netflix「未来日記」 (ネタばれ多め) 第二話 ひまわり畑

いきなり彼の地元(北海道)へ行きデートするっていう流れ。
小樽っていいところだなとかおいしいものがたくさんだなとかっていう視点で見ていても楽しい。
横浜とかもそうだけど、道幅が広い観光地って良い。横並びでのんびり歩けるし、混みすぎず、空きすぎずの距離感。

はじめに車にのってドライブするのだけれど、車の中の距離感ていうのは、物理的に近くて良いし、対面していない分、いろいろなことが話しやすいなと思う。目を合わせなくて良いというか、無理に相手の表情を気にしなくてもすむのが良いところ。

そして今回の見どころの一つ、まずは未来日記の内容に沿って彼女が彼の手を繋ぐシーン。これはだれが見てもだと思うけど、キュンがたくさん詰まっている。微妙にタイミングを計っている姿が本当にむずむずするような雰囲気だし、つないだ後、二人とも照れてそのまま前を向きながら、それでも、嬉しそうに歩くっていうのがまた印象的。手を繋ぐって重要なことなんだなと。やっぱり手を繋いだ瞬間に、関係性が一つあがるというか、友達同士では手を繋がないわけで、そこに対する特別感を感じる。

次にひまわり畑に行くシーン。車がまさかの故障の為、手で押して歩く。これは非現実的な演出ではあるものの、結局振り返ったときに、こういう大変だった思い出が一番心に残るんだろうなと思うし、ある意味では彼の「見せ場」になる。

この後のひまわり畑では未来日記の内容に沿わないところもあって一瞬残念な表情と気持ちになるのだけれど、未完の出来事のほうがずっと心に残っているっていう「ツァイガルニク効果」もあって、それはそれでこれからの気持ちへの影響や、後の楽しみが増えたような気もして良い出来事だったのではないかと思わせられる。色々あっても、最後はなんとなく満足気な表情だし、彼女の「どうしよう、そわそわ」っていう不安から「できなかったらできないでちょっと残念」っていう気持ちの移り変わりも面白い。

次いつくるのかなっていうドキドキは毎日ほんの少しだけでも生活に楽しさを与えてくれる。

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